リアっぴ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
音は想いを届ける
最初このアニメを見た時は、いつもどこでもあるような恋愛アニメなのだと思っていました。
あと、自分が10年ぐらいピアノを習っていたこともあって(全然上達しませんでしたが)内容とは別に、このピアノの曲キレイだな、なんていう曲だったっけ?と、半分ピアノを聞きに見てるようなアニメでした。
キャラで言えば、主人公は{netabare}ポエマー{/netabare}だし、ヒロインは{netabare}自分勝手{/netabare}だし、なんじゃこれは?と見ていました。
ただ、途中からガラッと空気が変わって「ああ、こういう作品だったのか・・」と。でもまあ、{netabare}ハッピーエンド{/netabare}な感じできっと終わるんでしょ?
って思っていました。
最後の方で{netabare}ヒロインが手術{/netabare}をする描写があって、{netabare}ああ、やっぱり助かるんだ、良かった{/netabare}って思っていました。
ところがどっこい、最後の最後でああいう結末になるとは、少し予想していたとはいえ 予想外でした。
そして、私が一番感動したところは、{netabare}主人公とヒロインのセッション{/netabare}、ただ2人で{netabare}セッションしているだけなのに(空想の中だけど)涙があふれて止まりません{/netabare}でした。
この作品の全体を通して言えることは、音楽っていうのは自分の想いや気持ちを代わりに表現してくれるもの、だと私は思います。
代わりに表現してくれる、とはいえ 想いをのせた音は人によって受け取り方は様々だと思います。
何か楽しそうなのにどこか悲しいとか、今の自分を応援してるようだとか、何かを思い出させられてものすごく悲しくなるとか、その他にもいろいろあると思います。
だからこそ、音(音楽)は素晴らしいと思います。それで何かが変わったり、進んだりするのなら、すごいと思います、ほんとうに。
自分の文章力で、どう凄いのかって表現できないぐらい素晴らしいと思います。
久しぶりに、音楽っていいなって思えるアニメでした。