ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
超恰好えー姐さん主人公
生き様性格心根カッコいい主人公の物語大好きなので、この作品原作からして私的良作!
原作は上橋菜穂子女史による異世界ファンタジーのシリーズ小説作品、アニメ化手がけたのは攻殻機動隊SACシリーズや東のエデン等の神山健治氏、
原作者をして「本来感じるだろう作者のここが違うというものがまるでなくこのアニメが好きで幸福」と言わしめる程原作世界観一切損なわずアニメとしても完成されてる、動き、台詞、音楽、景、コンテ、殊更受け手に意識させず自然なものを自然に魅せる事、されどこれって凄いなとアニメの底力素直に感じさせてくれる、
物語の内容についてはとにかく主人公がいい、30過ぎの女性が主人公のアニメってめずらしいかもだけどいい女なんだよね、姐さんってのかな、{netabare}とある理由で皇子(男の子)を追手から命がけで守りながら旅する事になるわけだけど{/netabare}
殊更気負うでもなくハッタリ強がり一切無しその立ち居振る舞い自然されど武芸言うに及ばずとにかく芯がメチャ強い、「短槍使いのバルサ」の異名持つ凄腕の短槍使いって設定でその生い立ちから今に至る過程も物語後半で描かれるけどそのエピソードもいい、格闘場面動きや表現もアニメとしても見事、
登場人物に不自然に嫌な奴があまりいないのも物語として私的に観やすかった、{netabare}例えば主人公に守られながら旅する皇子というのは第二皇子で当然第一皇子も居て皇族内後継者争いとかで第一皇子が意地悪でとか有りがちだけど第一皇子もけっこういい奴だったりする、体内に水妖の卵宿ってしまった第二皇子を忌諱と勘違いして暗殺企てた父帝ってのが困った奴なんだけどそのエピソード無いと始まらないし後に誤解も解けるという事で、{/netabare}
全26話終盤にかけて物語として起伏も見事だしラストはきちんと{netabare}ハッピーエンドといえるだろうね{/netabare}
帰結してる、要所で流れるBGMやナージの唄等の挿入歌もいいし最後まで拝見される向きあらば二度目改め場面構成BGM味わいつつというのも一興それくらいの価値十二分にある作品、
余談
2016春よりNHK大河ファンタジーとして主演綾瀬はるか女史でドラマ化されるそうだけど、楽しみだし綾瀬女史も嫌いではないんだけどアニメが凄かったしな~(^_^;
閲覧感謝<(_ _)>