じぇりー さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
人間の尺度で測ってはいけない、彼らは「神」なのだから
第一話の冒頭、特に変身シーンを見て、「引き返すなら今だ…!(汗」と思った。
それくらい、極めている。行き過ぎている。色々と突っ込みどころ満載だ。
…でも、最後まで見てしまった。付き合っていこうと思わせる何かがあったのは確かだ。
乙女ゲーム原作という特性を大いに行使したなと思わせる、裸と壁ドンの大安売り。
やたら脱ぐメンズ(でも神様)。そして、登場すればヒロインに向かって壁ドンし、厳しい言葉を浴びせ…いや、究極、ドンする相手がいなくてもそこに壁があれば毎度叩きつけてる先生(こちらも神様)。
そう、先生がいるということで、一見「学園」モノに思えるのだけれども、それは神様・ゼウスが作った箱庭というファンタジーな異世界で、ヒロインの「相手役」たる神様たちも生徒として学園に通っている。…が、
神様の考えていることは分からない。ヒロインとの物理的な距離の取り方とか、言動だとか、常人の域を軽々と越えてくる。見始めた当初は感じていた「気恥ずかしさ」も、回を追うごとに麻痺していった。これは学園モノというより、逆ハーレムモノというより、新しい禁断の扉を開けさせる何か、である。
もう、やり切ってしまうのですね。分かりました、ついていきましょう!と思った。
私的には、神様たちの中でもセンターポジションのアポロンの空回り具合とか、周囲の者を魅了してやまない光の神・バルドルにスポットが当たる回がツボだった。
とはいえ、本作を冷静かつ客観的に★評価するなら高くはつけられない。
正直言っておススメできるほどの良作ではない。イケメン好き、逆ハー好き、イロモノ好きな方なら見てみてもいいのではないか。ただし、ギャグアニメを見るような感覚は必要かもしれない。
よく見てみよう。本作のタイトル、「神々の悪戯」と書いて「かみがみの『あそび』」と読むのだ。
もうこの際、広い心で遊ばれちゃってください。