前原由羽 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
4ルート制覇!!+応援上演会
はじめに
プリティーリズム・オーロラドリーム第1話を偶然見始めてから4年もたつのですか。。。時間は結構速いですね...私もまだ高校生だったか。。。
今回のプリパラの映画、4ルートに分かれているうえ、1週目の劇場限定のプリチケが初日に配布終了(私も入手できませんでした><)ということで、プリパラ・プリティーリズムをなんとなく見てきた人たちが口々にネット上でブーイングの嵐を巻き起こしていましたが、ここの感想をみて、ちゃんと見ている人たちは好意的に評価しているなって感じがしてほっとしました。
内容を申し上げれば、プリパラで登場したライブ曲が全部と、ルートに分かれてプリティーリズムシリーズの曲の一部が流れるってわけです。
ストーリー性というのはあるって言っていいのでしょうか...殆どライブビューイングと言いたいところです。もちろん、TVで登場していない演出もありますのでそんな安っぽいものじゃないです☆
ネット上の乱雑した書き込みについて(長いです)
{netabare}このことをどう思います?
プリティーリズムを知らない世代にとっては、後半のルート分けを意味不明と思いますし、知恵袋にはプリパラの方が実は占めている時間は長かったのに「プリリズばっかり」と公言されている人もいました。
酷いコメントには、「プリチケが入手できなかったから金返せ」とか「総集編を2度も観るのは辛いから、プリチケだけ貰って退散するわ」という人もいました。
挙句の果てには、「今回の映画はDVDかBDで見るべき」という人まで出てきて、プリティーリズム・プリパラを愛していないのがスケスケなほどまでに見えてしまってこいつら大丈夫かと思ってしまいました。
映画でプリパラ・プリティーリズムを見る意義
結局、彼ら/彼女らの中にある根底として、映画=BD/DVDで、プリチケが限定品ということでしょうね。だから、映画で4回も観るくらいなら後でおそらく販売されるBDやDVDを買って、時間的経済的優位にプリパラを観たいのだとおっしゃります。
でも、それには違和感を覚えます。ライブビューイングが目的でなくBD/DVDを買わないのなら別に問題はないのですが、それを目的に買っているのに、映画館でのあの独特な臨場感を感じずにライブビューイングをしたいということですか??映画館が手に届く範囲に位置していて、プリパラ・プリティーリズムのダンスや歌をもっと楽しみたいと思うのであればBD/DVDに頼らず映画館で迷わず何度でも観たいというでしょうね...(BD/DVDは販売されるかわかりませんし...)
映画館での演出は、普段TVで見るものと全然違います。例えばDressing Pafeのメイキングドラマ「ステレオ全開、にさんがロック」では、爆発音とともに火柱が立ちますが、映画館で見て初めてこんなに迫力があるんだと感じたものでした。ちなみに、普段の放送ではそんな爆音は鳴りません♪
何しろ、大スクリーンに大音量でプリパラの映像が投影されるなんてなかなかない機会ですから、4パターンもあれば4つとも見たくなっちゃいますよ♪ここでちゃんとみとけば、別に後でBD/DVDを買う必要なんてないのに...
プリパラの映画を見るか否かは個人の自由だし、BD/DVDを買って、映像を残しておきたいっていう方がいらっしゃるのは当然ですが、そうした個人の意見を考えずに一方的に経済的時間的に優位なBD/DVD買いを進めている書き込みを見るとプリパラ・プリティーリズムをなんとなくみてきたのかなって感じてしまいました。映画に対する批判ではなくただの愚痴であり、レビューを受け取った側としてもあまりためにはならないと思います。
{/netabare}
どんなところが良かったの??
迫力と臨場感が全然違います。流石大スクリーンと大音量です!!映像も素敵だったしTVで流れていない部分も映し出されていて、こんなふうにダンスしてたんだなっていうのが分かりました。メイキングドラマは特に迫力満点でした。
ルート1は覚えてないので省略しますが、ルート2では、{netabare}「特に人のなせる業じゃない」っていう言葉が多用されました。べるの7連続ジャンプから始まり、みおんのエターナルビッグバン(10000カラット)、グレイトフルシンフォニア、りんね&ジュネのライブが取り上げられてて、一見無理そうでも「みんなで力を合わせればきっとできるよ」ってあの3人たちが言ってたのが印象的でした。
Realize!!がグレイトフルシンフォニアの背景で行われてて、3部作の融合になってたのも印象的でしたね...最後のMake it!もいろんな意味ですごいって!!{/netabare}
ルート4
{netabare}第2週目の金曜日に見ましたので先に...私が行った映画館は応戦上演会の会場だったのでサイリウムをまわりの人たちが振り回していました。(私は買ってなかったので素手を振り回しました☆)ただ、かなり雰囲気が寂しかった、確かに私の向かった映画館は都市だったし結構人は来ていた、だけど題名通りの「応援」の掛け声は少ないし何しろ決められたパターンに則って動かされている感じ(例えば、めが兄ぃが「そふぃのサイリウムは?」にパープル!!、「準備はいいかい?」OK!!)で勿体ない感じがしました。
本題に戻り...
まず、5分前にカメラ男のNo More映画泥棒が出て、それからヒロによるアイドル応援上演会の説明会があり、ヒロによる緊張をほぐす素敵なおまじないを受けた後本編が始まりました。
みれぃのいう確率0.00001%の扉に何で入ったのかと言えば、みあがサル山の猿王だったことを考えれば容易に想像できますね...
Callingsの癒しのティンカーベルの中でワタルが目を紫色(!!)にしてプリズムジャンプをするシーンから始まるも、ほとんどがレインボーライブの3人でした(ラブミックスは登場さえしなかった...)。Boy meets girl.Ez do Dance(DJ.Coo ver).Freedom.Pride.Athletic Core.こんなとこでしょうか...
主人公格のヒロイン以外にもこんなサイドストーリーが描かれてるということを改めて示してるようでした。特にレインボーライブではプリズムボーイたち(Cooや仁とかも含めて)の過去の出来事が連鎖的につながって生じたヒロインたちを巻き込むドロドロな現在を描いていましたので、最初対立していたコウジ&カヅキとヒロが最後にチームを組んで歌を歌ったり練習したり、めが兄ぃの衣装を着たり、アルキメデスのような格好をしてFlavorという曲を歌ったりしていたのは素晴らしい人間ドラマだと感動しました(が、Flavorは衣装からして、振り付けからして、プリズムジャンプ(?)からして(カヅキとヒロが流行語になったアレをやってた)ギャグの方に走ってました♪)
「また皆さんのもとに戻ってくることを約束します」と3人のサイン...プリパラ2期中かはたまたプリティーリズムシリーズの復活か...楽しみです!!
{/netabare}
ルート3
{netabare}プリズムショーが起こした奇跡というテーマでした。私の印象ではこれが1番心に残るなって!!思いました。ちなみにみれぃのプリチケもげっちゅーしたぷり♪
なおプリパラメンバーからのコメントは殆どありませんでした...(言ってたのかもしれませんでしたが、余り気にならない程度だったかもです)
忘れかけていた、ADの時のミラクルスノーの話から、りずむVSあいら、頑固おやじにはちみつキス、ドルフィン、家族との再会...
文章で書くと、余り臨場感がわかないですが実際に見てみると、あぁプリパラがいかに平和な話なんだなって!!感じます。
確かにプリティーリズムの話って結構奇跡をテーマにしたのが多いですね...ただ、奇跡の原因となったそもそものプリズムジャンプやアクト、ライブはバーチャルなのかリアリティーなのかよく分かんないまま消し去られてしまったので。。。(私はバーチャルリアリティーだと思ってます!!)
振りかえって、プリティーリズムの奇跡/軌跡を観てみると残酷な世の中だけど、懸命に自己主張して生きていく中である時奇跡が起こって最後はハッピーになるっていう流れが見えてきました。
奇跡というのは面白いもので、都合のいい奇跡と報われなければかわいそうだから起こる奇跡という物がありますが、プリティーリズムで起こる奇跡というのは大体が後者なんですね...
人事を尽くして天命を待つというわけじゃないですけど、今更ながら「努力もしない人に奇跡なんて起こるわけがない」って叱られたような気分でした...(努力しても報われなかったシーンはレインボーライブにありましたがあれは例外とみてます♪)
あ、そうそう他にもディアマイフューチャーのあのギャグの名作回が結構取り上げられていましたので(おまけにそれも奇跡の話として!!){/netabare}
気になったところ
{netabare}一度、プリズム世界が崩壊しかけたときに、プリティーリズムの3人が、「もう、この世界は消えてしまうから、私たち踊れなくなっちゃうんだ...」
プリティーリズムがプリパラに乗っ取られるのを暗示しているのでしょうか...とても批判的に聞こえました。そのあとに、プリズムショーが展開されましたので、プリティーリズムとプリパラがミックスしたんだってことを主張したかったのでしょうか。
らぁらの「あいらさんを昔どっかで見たことがある」
プリパラとプリティーリズムの世界がどっかでつながっていたという伏線でしょうか。。。コスモの「昔、プリズムツアーズに参加したことがある」というのも気がかりな表現でした。パラレルワールドとか、バーチャルリアリティーとかいう話になっていったらとても面白いなって!!(そういえば、PrizmmyのEDの曲もバーチャルリアリティーの曲だったような...)私は多分2つが融合しているような感じなのかなって予想します!!{/netabare}
応援上演会
実は私、5回目も行ってきました!!それは、私の行ってる映画館の最終日最終上映最終応援上演会(つまり、ルート4)。
時間が遅かった(19時30分から)ので人は少なかったのに、スクリーンは前回よりも大きかった☆
{netabare}最初のヒロの応援上演会の説明で2回「準備はいいかな?」っていう言葉が入りますが1回目は誰も反応なし...不穏な空気でした。2回目は私含めて半数位の人が「は~い!!」って叫びました。まだ不穏でした。
空気が変わったのは、「出発進行!」の掛け声(当然合わせました)の後、私が羞恥心を忘れて「GoGoプリパラ!!ライブ」を枯れ声で大声で歌った時かな..ま~ぶるahahaも歌ってそれから、だんだん周りも声が出るようになって雰囲気が全然変わりました。私は必死でみれぃちゃんとドロシーのシーンが出るたびに掛け声を入れてましたが、シオンやレオナの掛け声が結構多かった。。。
個々のライブの後に口笛や拍手、「フォー」とかの奇声が出たのは盛り上がったことの証拠でしょうね。前回はサイリウムや腕は動いてましたが、拍手の音はありませんでした。
歌中に「イェイ」や「オイ」といった掛け声が入ったのも臨場感溢れました、ホント楽しかったです!!
最後、みかんとあろまが出て(彼女たちは映画を見てらぁらやドロシーやシオンを選別してたのか...)終了して真っ暗になった時にみんなからの拍手が続きました。こんなことは今まで映画を見てきた中で初めてです!!ばらばらな人が「プリパラ」のアイドル達を応援するするために一体になったことの表れのように感じました。
プリチケ交換は私はしませんでしたが、これだけプリパラのライブビューイングを楽しめた私たちは幸せだし、こんなふうに応援されるアイドルたちも幸せだと思います!!
プリチケ交換を呼びかけた人に私が下手な歌で迷惑をかけてしまって申し訳ないと冗談で話しかけたところ、「後ろから大声が聞こえてきて安心して盛り上げられた」とのこと。{/netabare}
私たちは、ペンギンの群れと一緒で誰か最初に水の中に飛び込まなければ、次に次に続く人が現れない...世の中(少なくとも日本の中)ではみあのような人が重要となってくるんだろうなということを映画を見た私のサイドストーリーから読み取れてきました。