ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
骨太良品
(原作未読)
月刊アフタヌーン弐瓶勉氏の作品、
アニメ制作はポリゴン・ピクチュアズという3D映像制作会社で映画、CM、ゲーム等技術提供多岐に渡るもテレビアニメ参入はこの作品が初めてらしい、監督も静野孔文氏という3DCG演出畑の御人という事だけどCG前提アニメの現代において画的違和感なし、キャラデザインについては原作にも拠るし背景含めとても丁寧で私的に好印象だった、
舞台は
{netabare}
太陽系破壊?後千年の遠未来、種の存続維持しつつ植民地惑星探し宇宙空間航行中の「播種船シドニア」での出来事、超巨大移民搬送型戦闘可能艦みたいな(マクロスF的だけどマクロスよりある意味リアルでちょっと生臭い)、何百年かけて太陽系破滅に追い込んだ「ガウナ」という生命体(グロテスクで人間取り込んだり吐き出したり再使用したり色々わけわからん)が敵勢力で、嘗てそんなのと戦った英雄により居住区地下で鍛えられた子供「谷風 長道」が主人公、地下食料尽きて腹減らし上層に這い出てきた処捉えられるも何故か館長に拾われ訓練兵として配属以降色々活躍するのであった、、、みたいな、{/netabare}
主人公けっこう強かったり、ハーレムやラブコメ要素もあるけれど、犠牲含めけっこうハードな描写もあり、詰められた設定や世界観と相まってバランス的にいいと想う、戦闘だけってのもね、{netabare}ただ戦闘そのものが省かれてる回もあるけど(^_^;{/netabare}
伏線の巧みさも覗かせてて例えば、
{netabare}
生体尿管カテーテル「(註)操縦士が着るスキンスーツ内部に付いている細い触手状の管、 名前の通り生きたカテーテルで縦士がスーツを着用する際尿道内に勝手に入ってくる、 操縦士が任務中におもらししてしまうのを防いだり 女性キャラを赤面させ読者や視聴者の想像を膨らませる役割を持つ、スーツから操作することで、尿をろ過し飲用水も作れる優れもの~pixiv百科より」
というものがありこれが後話主人公と女の子の宇宙空間漂流話で生きてくるとか(伏線説明にしてはエラクリキ入ってねえか?)、まあそういう一部好事家の想像力喚起な伏線もある(さも自分は第三者~的な表現だが無理あるね)、 {/netabare}
その他時象設定かなり遠未来な事もあり、{netabare}
人間光合成やら性別無しキャラやら不死船員やら{/netabare}
おもしろ設定色々出てくるけど総じて物語の骨子としてうまく使われてるせいか面白かった、
{netabare}キャラについてはお約束の迷惑嫌悪キャラもいて(主人公に嫉妬しまくりの卑怯キャラ)なんだけど、もう少し正々堂々に描けば好敵手キャラになり物語の魅力も増すと想うんだけどな、或いはこういう奴ケチョンケチョンにするとかね、
いくつか戦闘場面そのものが省略される事があって後に回収エピソードありつつ話の筋が飛んだような印象の回あったり主人公の思考があまりにもおめでたく感じたりなエピソードもあったけど、{/netabare}
初回から物語に入り込めてワンクール一気見だったし、総じて私的には楽しめた、二期も期待~♪
まあともかく今春第二期始まるしワンクール12話長ければ総集編的劇場版もあるし、
ご興味あるかたは一見いかがでしょう(^^)