マダンテちゃん さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ストーリーより映像美!
正直、ストーリーはたいしたことないかな。
展開は読めるし、泣かせるシーンもよくありがちなパターン。
最初から最後まで主人公ヒロがあまりに有能すぎるご都合展開。
具体的なヒロの活躍としては(以下ネタバレ注意)、
{netabare}
対象人物とコミュニケーションをとりつつ傷を手当できるロボット「ベイマックス」は主人公の兄タダシが大学で数年かけて制作したものであるが、この作品の大半で行われる戦闘機能や飛行機能はヒロが追加したものである。
さらにラストでベイマックスは次元のはざまに取り残されてしまうのだが、その後ヒロはいとも簡単に再度一から作り直してしまった。
またタダシと同じ研究室に属する4人も味方となってラスボスと戦うのだが、彼らの戦闘スーツもヒロが数日間で作成したもの。
さらにラスボスさえもヒロの手掛けたロボットだというのが驚きだ。相手の「マイクロボット」は単体では小さく意味をもたないロボットであるが、数千数万のマイクロボットが(有名な絵本スイミーのように)集まって形を自在に変えることであらゆる物体として機能できるという恐ろしく画期的なもの。万能すぎるこのロボットは案の定ラスボスに利用されてしまう。
ヒロは中学生にして大学の研究室に入りたいがために、このロボットを製作したのだが、この時点でその大学の誰よりも優れているのは明らか…
{/netabare}
でも僕がこの映画を見て良かったと思えた理由は映像美にある。
ピクサーおなじみの3DCGは何気ないワンシーンでさえ感動。
しかもこのベイマックスはなんとバトルもの!
3DCGによるアクションシーンはもうたまらなかった。ストーリー気にせずバトルシーンを楽しむだけでも価値はあった。