「DRAGON BALL Z 神と神(アニメ映画)」

総合得点
62.6
感想・評価
220
棚に入れた
1183
ランキング
4818
★★★★☆ 3.6 (220)
物語
3.3
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.4
キャラ
3.8

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ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:----

よくも俺のブルマをぉぉぉぉぉぉぉ!!!

2013年3月30日公開 上映時間85分 特別版105分
第18作目の劇場作品

ドラゴンボール映画初の単独上映となった今作
配給元も東映自社配給だけじゃなく20世紀FOXも加わり全国で大規模なキャンペーンを展開していたのが印象的
例の波ザッパーンからの東映ロゴドーンがやたら高画質になってて少しワロタ



ブゥ編終了から4年後の物語
破壊神ビルスとかいう年老いたチワワみたいなやつが今回の敵です。
デザインだけの第一印象はまぁ…ないなーって感じだったんですが実際見てみたらかなり楽しいキャラクターでした。
事あるごとに破壊しちゃうぞと言いワガママで面倒くさがりな性格
アニメを嗜みプリンに固執するなど子供っぽい所もあります。
完全な悪役ではなくZ以前のレッドリボン軍のような、もっと言えばDr.スランプ時代のノリのキャラっていう印象です。

全体的な雰囲気もどこか初期のノリですよね。
ピラフ一味を出したのも確実に意識してると思います。

今回の主な舞台はブルマの自宅付近
ブルマの自称38歳の誕生日パーティーをしているところです。
原作初登場時は16歳なので完全に計算が合いませんありがとうございました。
まぁアニメ設定で年齢は変わってるかもしれないし
ドラゴンボールでこっそり神龍に若返らせてもらった可能性もありますけどね。

そんなブルマの誕生日パーティーに破壊神ビルスと付き人のウイスが超サイヤ人ゴッドの情報を求めてやってきます。
ビルス様めっちゃ社交的!
すぐに地球人とも打ち解けて楽しく食事したり踊っちゃったりしてます。
伊達に長く生きてないですね。
そんなビルス様の正体を知っているのはベジータだけ
まるで中間管理職で部長との接待ゴルフをするかのごとくご機嫌取りをする貴重なベジータの姿が見られます。
プライドをかなぐり捨てて伝説の”楽しいビンゴダンス”をしている姿は完全に忘年会で無茶な余興を要求されるお父さんそのものでした。
ちょっと引きましたけどね。

ビルスとウイスは地球の食べ物がかなり気に入ったようでご機嫌な様子
しかしプリンを食べたかったのに魔人ブゥに全て食べられてしまったことで完全に怒ってしまい地球を破壊しようとします。
地球最大のピンチの原因はプリンでした。
一瞬で倒されていくZ戦士たち
もちろんヤムチャは棒立ちでした。
おい!一応天津飯は果敢にも挑んでいったぞ!!

ベジータも同様に一瞬でやられますが戦闘のセンスは中々のものとビルスに見込まれていました。
ブルマに手を上げたビルスに対し激昂し爆発的な戦闘力を発揮するベジータ
めっちゃ愛妻家なベジータさん!これはいつもの映画のベジータとはちがいますねぇ~
亀仙人の発言から察するに瞬間的にではあるが超サイヤ人3の悟空を超えていたんじゃないかと予想しています。

悟空が合流しドラゴンボールを使い神龍から超サイヤ人ゴッドの情報を聞き出そうとします。
ここで正しい心をもった5人のサイヤ人が1人のサイヤ人に光を注ぐと超サイヤ人ゴッドが生まれることを知ります。
真っ先にベジータに正しい心は無いんじゃないかと疑われてしまいますが
お前らはいったい何を見ていたんだと…
実の妻のために命がけで戦える男が正しくなくて何が正しいというのか!

そんなこんなで超サイヤ人ゴッドの誕生!
頭髪と目が赤くなり体格が何故か一回り細くなり炎のようなオーラを纏っています。
超サイヤ人のシュインシュインっていうSEが無くなってちょっとショック…

超サイヤ人ゴッドとビルスの戦闘シーンは圧巻でこの映画の一番の見所ですかね。
3Dを使うことで昔では出来なかったカメラワークが迫力満点です。
PS2のゲームをやりながら妄想していた映像そのまんまで感動しました。
スパーキングメテオは神ゲー

最後は成層圏までいっちゃってバトルです。
Dr.ウィローの映画を思い出します。
結局、ビルスとの決着はつかず お互い武闘家として健闘を称えあう結果に
悟空が勝てなかった映画はもちろん初めてであり
悟空にさらなる目標が出来た話でありました。
ドラゴンボールはもうちっとだけ…いやまだまだ続いていくんじゃ


【総評】
今までのDB映画のセオリーを崩しているにも関わらずドラゴンボールらしさは全く失われていない
期待してたよりずっと楽しめました
悟空が勝てないって展開は原作者脚本でなければ出来なかったでしょう。
実はウイスが師匠だったり宇宙は12個あってここはその一つにすぎないとか話をとんでもなく広げてしまったのはどうかと思いましたが…

フジテレビの政治的キャスティングは少し気になりました。
軽部アナとか柔道の松本薫さんとか何故起用したのか全く理解できんよ!
そこら辺は巨大コンテンツ故の有名税的なものだと半分あきらめていますが…
次回作でもきっとあるでしょう。主題歌がももクロという時点で察しがつきます。


ベジータ好きとしては最後のツンデレ具合も楽しめました。
ブルマとか感激しちゃってて完全に女の顔になってましたよ。
あれ?そういえばここから1年以内にトランクスの妹ブラが生まれますよね…








…あっ(察し)

投稿 : 2015/03/17
閲覧 : 541
サンキュー:

15

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