あしすと さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
萌えキャラシリアスものとしてはかなり完成度の高い作品
※このレビューは自分の感覚を正確に言葉にするために、あえて他作品名を出していますのでご了承ください。
キャラが可愛いのにストーリーは意外にシリアス、というタイプの作品だと思います。
イメージとしては「灼眼のシャナ」にかなり近いタイプだと、個人的には思っています。
まず、キャラの性格などはキャラデザのイメージ通りと思って良いと思います。
主人公はここぞというときにカッコイイ正統派主人公タイプですし、ヒロインたちは萌え可愛いですw
しかし、あくまでラスボス戦から逆算したストーリーパートがメインなので、話の流れはキャラデザから感じる印象以上にシリアスです。
ストーリーは上手くまとまっていると思います。
中盤は、誰と誰がどのように繋がっているのか、誰が敵で誰が味方なのかが一目瞭然でない展開のまま進みますが、終盤付近で敵味方やそれぞれの立場がはっきり分かりやすく描かれるので、納得感があります。
厳密に言えば、最後まで思惑が分からなかったキャラが若干いましたが、原作が続いている作品であればそれくらいはしょうがないでしょう。
{netabare}ただ、あえて言えば最終回が怒涛の展開すぎるのが少しだけマイナスポイントではありますかね(^^;)
・ラスボス戦に入っている要素が多すぎて、やっていること自体は分からなくはないんだけど、展開が早すぎる
・ラスボス戦に尺を割きすぎて、エピローグの尺がほとんどない
…という2点だけは少し残念でした。
{/netabare}
とはいえ、1クール13話の萌えキャラシリアスものとしては最上級に近い作品だと思います。
もちろん世界観の壮大さなら24話×3期を費やしたシャナには及びませんが、13話で世界観をキリの良いところまでまとめ切ったという意味においては非常に魅力的な作品です。
シャナが好きな人は絶対に気に入る作品だと思いますし、
これからシャナを見ようか迷っているけど、24話×3期分というボリュームに圧倒されて二の足を踏んでいるのであれば、先にこちらを見てみるというのもありかと。