じぇりー さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ファンタジー要素はあれど、ほのぼの日常系に近し
現在も連載中のコミックが原作で、途中までをアニメ化した格好になっているが、概ね12話で上手くまとまっていて見やすい作品に仕上がっていたと思う。
神社の宮司の娘が主人公で、舞台もほぼ神社(兼自宅)と主人公の通う高校ということもあり、これといった悪人も登場せず終始平和的な内容となっている。
ヒロイン・まことのパートナー的存在である狐の神使・銀太郎に代表される霊的存在がこの作品の唯一ファンタジー的な要素ではあるものの、銀太郎の霊力に依存したストーリーにはなっていないため、やや「日常系」的な印象を抱いてしまう点が少し惜しく感じる。
ただ、神社での参拝の作法や行事について、日本人なら知っておいて損はない(というか、むしろ知っておくべき)内容が何気に盛り込まれている点は良かった。
あと、個人的にまことのお父さんの穏やかさと優しさに萌える。(中の人込みで)←ヲイ
音楽からもOPのまこと達が放つザ・青春的な躍動感、EDの普段は口の悪い銀太郎がその素行とは裏腹に人々の生活を見守る優しさ、といったものに非常によく内容とマッチしていた点が高ポイント。
神仏とか目に見えぬ大きな存在を信じ、尊ぶ人の心の素敵さみたいなものが感じられた作品であった。