NVfnP04956 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
テーマは何?
不明点が多すぎて・・・
1、そもそもクリナスとは何?生命体?宇宙人?
2、リナクスを宿したクラウは、基本クラウであり、リナクスの力だけ
使っていたように思える。
3、宿すリナクスと折り合いを付ければ、共存出来たのではないか?
(BPOや研究者たちが悪用しなければ)
4、対であるクリスマスの存在理由が理解できない。
強いて言えば、クラウを助け、クラウに寄り添い、クラウを支え
愛する存在(姉妹・家族・同胞・愛情の対象など)なのでしょうが、
見てるこちらは心温まる百合要素を見てしまう。
総じて、新たな力を宿したクラウは隠れるように身を潜め、BPOに
追われる逃避行の物語が縦軸であり、そこに人やリナクスを助ける
というクラウの優しさがからみ、最終的にはクラウは人に戻る。
そこで疑問に思うのは、クリスマスはリナクスそのものであったにせよ。
クラウもクリスマスも互いの記憶は残っている訳で、なにも離れて
暮らさなくても・・・最後にクリスマスの中から新たなクラウが現れ、
クリスマスの孤独は癒される筋書きで終了となった。
とまあ、いろいろ疑問は残るが、やはりクラウとクリスマスが互いに
思い合い、心配し合い、そして愛し合う、もうこれだけでこのアニメは
十分感動する心に残るアニメです。
20年近く前に作られたアニメとは思えない、素敵なアニメでした。
惜しむらくは、やはりクリスマスには人間に戻ったクラウと幸せに
暮らして欲しかったですね。