「魔法少女まどか☆マギカ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.9
感想・評価
10597
棚に入れた
37503
ランキング
45
ネタバレ

ユキオウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2010年代を代表するアニメ。

オリジナルアニメ 全12話

作品名の通り、魔法少女アニメです。
間違いなく大人向け作品。
1話切りせず見ていくと…

【第1話】
{netabare}
『夢の中で会った、ような…』
アバンから入りが夢の世界、クライマックス感がありました。
BGMがなかなか良いです、OPも頭に残るメロディですしこれも良し!
キャラデザが頭が大きめなんでちょっと違和感ありますが魔法少女ものって考えると可愛いは正義ですね。
シャフトの背景などの演出も合ってますね、魔女?との戦闘に入るシーンもおどろおどろしい感じがキャラとギャップがあって面白い。
まどか、さやか、金髪ツインテお姉さま、キュウべぇ、そして一番気になるほむらが今後どう関わっていくか気になります。
☆4.0
{/netabare}

【第2話】
{netabare}
『それはとっても嬉しいなって』
巴マミさん、豊満お姉さま。キュウべぇがまどかに着いてきておりすっかり仲間です、さやかにはつかないあたり怪しい。
…というか魔法少女になる前提で話が進んでいることにまどかとさやかは違和感を持たないのか不思議だけどここはストーリー的に魔法少女に対して興味があり好意があることにしよう。
ソウルジェムの説明、魔女の説明、戦闘の説明などチュートリアル回。
まどかを見守るほむらが気になってしまいます、壮大な伏線が期待。
☆4.0
{/netabare}

【第3話】
{netabare}
『もう何も恐くない』
さやかが口に出していた上条君は入院しているようです、彼女の魔法少女になる理由は彼になるのでしょう。
キュウべぇとマミさんは二人に早く魔法少女になれと熱い勧誘。
魔法少女になる話前提でことが進むまどかとさやか。
宗教勧誘の現場見てるみたいな話ですね、未熟な少女を騙すように見てとれる。
まどか達が魔法少女になるのを阻止するほむらにはどんな思惑があるか気になります。
マミさんが魔女に喰われる、一気にグロくなりました(泣)
EDも変更されて話がバッドエンドみたいに思える展開に、面白いね。
☆5.0
{/netabare}

【第4話】
{netabare}
『奇跡も、魔法も、あるんだよ』
さやかと上条君の会話が心に残ります、この話のタイトルにもなる「奇跡も、魔法も、あるんだよ」の言葉がとても重く響く。
さやかは魔法少女になるしか方法がなくなってしまった。
まどかは心根が優しくどこまでも純粋で心配になるばかりです。
杏子はターゲットを魔女だけでなく魔法少女にも定めておりなかなか読めない展開。
☆4.0
{/netabare}

【第5話】
{netabare}
『後悔なんて、あるわけない』
さやかの願いによって上条君は以前のようにヴァイオリンを弾けるようになりさやかは他の全てを諦めなければいけなくなった。
杏子は好戦的で魔法少女として経験も豊富なようです、彼女の願いは何でしょうか。
まどかはキュウべぇから熱い勧誘を受けますがこの回もほむらの登場で契約はありません、主人公がなかなか魔法少女にならないけどなって欲しくないとか思ってしまう。
☆4.0
{/netabare}

【第6話】
{netabare}
『こんなの絶対おかしいよ』
2週間後、「ワルプルギスの夜」これがラスボスっぽい。
ほむらが言っていたようにどこまで愚かなんだまどか。
杏子ゲスいと思ったけどキュウべぇの方がゲスでした。
ソウルジェムの話はSFモノっぽいです。
合理性を突き詰めた結果なんでしょうがまどかはトラウマの連続で精神大丈夫なんでしょうか。
このアニメ毎回誰かがストーカーしてる…
☆4.0
{/netabare}}

【第7話】
{netabare}
『本当の気持ちと向き合えますか?』
鬼畜度が増すキュウべぇ。
杏子の魔法少女になった経緯がわかりました、この子の家庭環境が怖いと思う。
以前の身体には戻れない、待っているのは絶望だけだとさやかが壊れる、次に死ぬのは彼女なの?
☆4.5
{/netabare}

【第8話】
{netabare}
『あたしって、ほんとばか』
魔法少女から魔女になったさやか、ソウルジェムの真の姿なのかもしれません。
インキュベーターの熱い勧誘。
ほむらは時間軸の違う世界からやって来た、まどかはどこかで会ったことある?…なのでこの話はループもの?なんですかね。
☆4.5
{/netabare}

【第9話】
{netabare}
『そんなの、あたしが許さない』
さやかの抜け殻を見てまどかは絶望。
宇宙のため死んでくれと言うインキュベーター。
杏子も自分と同じように感じたさやかのために死んでしまった、残されたほむらとまどかはワルプルギスの夜にどう立ち向かうのか気になる。
☆4.5
{/netabare}

【第10話】
{netabare}
『もう誰にも頼らない』
この物語の最重要人物なのかもしれないほむらの話。
最初のほむらはまどかのように劣等感や無力感に苛まれる。
まどかと友達になる、まどかはこの世界で『ワルプルギスの夜』と初対戦し魔女になる。
この世界でインキュベーターと魔法少女の契約を結ぶ。(1周目終了)
まどかを守る私になりたい!と言うのが願いだったのでしょうか。
時間停止能力を持っていることが確認できます。
2周目からまどかやマミさんと一緒に魔法少女として行動を共にする。
『ワルプルギスの夜』との戦いでまどかはやはり魔女に。
3周目の『ワルプルギスの夜』との戦い、キュウべぇに騙される前に私を助けてと言うまどか。
4週目は一人でワルプルギスの夜に立ち向かうほむら、一人では勝てなかった。
キュウべぇと契約してしまうまどか。一撃で倒すとともに最悪の魔女になる。ラスボス倒したと思ったらまどか。
ノルマ達成したから地球はお払い箱なキュウべぇ。
5週目に入る展開で今話のEDはOPテーマなのが鳥肌が立ちました。
間違いなく神回だと思います、残り3話で満を持してほむらの回想を持ってくるのはわかってたとしても心が揺さぶられますね。
マミさんの扱いがかわいそう…
☆5.0
{/netabare}

【第11話】
{netabare}
『最後に残った道しるべ』
この1ヵ月間自分の求める未来を探すほむら、因果の糸が集中しループを繰り返すたびにまどかの魔力は強力になる。
いつものようにキュウべぇ登場。
インキュベーターは人類に譲歩している。
数多の魔法少女が歴史に干渉しているというこの世界は、彼女達の犠牲で暮らせている。
感情を持っていることが不思議だと言う。
先生と話すまどかのママ。(この二人、友達だったのかぁ)
真実をまどかに伝える。
『ワルプルギスの夜』襲来。
戦闘に入るほむら。(火薬の量が半端じゃない)
圧倒的強さの『ワルプルギスの夜』。
無意味な連鎖を繰り返すほむら。
避難所でのママとまどかの会話シーン。
ここは今までの二人の何気ない会話を思い出すと涙がでてきます。
ほむらは窮地に立たされ希望を失いかける。
まどかが登場、いよいよ魔法少女になる。
☆5.0
{/netabare}

【第12話】
{netabare}
『わたしの、最高の友達』
叶えたい願い事が見つかったというまどか。
わたし、全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。
因果律への反逆、ルール事体を変えたいというまどか。
過去から未来まで魔女を滅ぼす概念になるというまどか。
天国ルーム。(マミさんの部屋)
『ワルプルギスの夜』を消し去る、再編された宇宙。
全ての魔女の呪いの量=一つの宇宙
宇宙を滅亡する能力。
まどかは絶望する必要はないと宣言。
概念になったまどか。
死ぬよりもひどいと言うほむら。
夢と希望を叶えたまどか。
―新世界
上条君によるアヴェ・マリアの演奏。
天国ルーム(劇場の客席)。(涙するさやか)
まどかの家族(まどかの存在が断片的に残っている)
ビルの上で会話するほむらとキュウべぇ。
浄化しきれなかったソウルジェムは消え、魔女から魔獣との戦いになった。
まどかが守ろうとした世界で戦い続けるほむら。

全話と最終話に関してはあらすじが大半。(苦笑)
大変難しい話になりましたが総評に全部投げます。
☆5.0
{/netabare}

■総評
{netabare}
総評と言う名の個人的感想です。

・物語に関して
魔法少女アニメであってこの作品以前にはなかった魔法少女アニメ。
ダークファンタジーな話です、グリム童話や日本昔話は本当は怖いとかってありますが正にそれかなと。
この作品を見ていると精神衛生上よくないと思いました。
おのれ虚淵玄!とネットスラングにもなる理由がわかる(笑)
それほど見ている人をこの物語に没入させる深い世界観が素晴らしいです。
既存の魔法少女アニメの設定を上手に利用していると思います。
(ex.魔法少女になる契約・みんなの夢や希望のために戦うといった目的・敵は普通の人間の心の弱み・魔法少女同士の抗争・魔力を持って得たものと伴う代償など)
最初から魔法少女が登場しますがそれも忘れるくらい後半まで暗い。
最終的に宇宙規模の話になったので賛否あるかもしれませんがまとめ方はうまかったと思うのでエヴァのTV版よりは視聴者に優しいと思います。
好き嫌いはともかく2010年代を代表するアニメ。

・声優に関して
まどか役の悠木碧さんとほむら役の斎藤千和さんの演技が特に光ってました。表と裏の主人公にふさわしい名演。他のキャストの方でひだまりスケッチに出てる方が多かったですが良かったと思います。

・キャラに関して
魔法少女それぞれの性格や役割がしっかりされていて文句のつけどころはないです。
マミさんの扱いが不遇でしたね、3話は衝撃的だったんですが早々のリタイアでその後も特にキーパーソンじゃなかったのが逆に印象的でした。

・作画に関して
シャフトの演出が合っていたアニメでした。
魔女の結界の作画を劇団イヌカレーが担当、この作品をさらに魅力的にしたと思います。
キャラ設定の蒼樹うめ先生のキャラ絵に好き嫌い別れるところでしょう。

・音楽に関して
魔法を扱う世界に合っていたと思います。ファンタジーを連想されるストリングスなどの音色が印象的でした。

OP ☆5.0
♫コネクト/ClariS
明らかなオープニング詐欺なんですけど頭に残るメロディと心に刺さる歌詞で回を重ねるごとに魅力が増しました。

ED ☆5.0
♫Magia/Kalafina
第3話からのED変更で視聴者にこのアニメはぬるま湯に浸かってるような展開などないと訴えかけるように感じました。
{/netabare}

投稿 : 2015/03/29
閲覧 : 246
サンキュー:

6

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