「風の谷のナウシカ(アニメ映画)」

総合得点
90.7
感想・評価
1970
棚に入れた
12646
ランキング
49
★★★★★ 4.2 (1970)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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CountZero さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

地球の長い午後

とは、ブライアン・オールディスによるオールタイムベストSFの一つです。
古今東西多くのSF好きの読者に愛読されてきた名作ですが、私は今になって、ナウシカの世界がなんだかこの作品の影響を受けていたのかなあなんて感じています。
この小説は重力異常が起きたはるか未来の地球、巨大化し独自の変化を果たした危険な植物に覆われた地球が舞台の作品です。
そう言われるとほら、なんだか似ているでしょう?
腐海に覆われた未来の地球を描いたナウシカの世界に。

私が最初にこの映画を観たのは、母が録画してくれた金曜ロードショー。
まだ小学校低学年だった私は、弟二人と一緒に留守番をしながら何度も繰り返し観ては、覚えたセリフで弟たちとナウシカごっこをして遊んでた記憶があります。
椅子をひっくり返して腹ばいに乗っかって「メーヴェ!」とか(笑)
そういえば初めて自分で買ったサントラもナウシカでしたね。
とにかく、その頃の私は強くて優しいナウシカに憧れていたのです。
まあ大人になった今では、ナウシカのような女性が本当にいたら、周りは意外と大変だろうなあと思ってしまうほどには擦れてしまいましたが(笑)

でも、いろんな思い出補正を抜きにしても、私にとってこの作品がオールタイムベストジブリであることは間違いありません。
とはいえアニコレに出入りしているみんなに、今更この作品について語るのも気が引けますが、私なりのお気に入りポイントをいくつか書いてなんとなくレビューにしたいと思います。

まずお気に入りポイントその1は美しいシーンの数々です。
例えば、プロローグの後のオープニングの美しさは何度観ても素晴らしいです。
ナウシカがメーヴェで空を飛び、腐海の入り口にそっと降りて森へ向かうまでのとても綺麗なシーンです。
久石譲さんの美しいオープニング曲とも相まって最高です。

それから、腐海の底でアスベルと語り合って眠りに落ちるあのシーンも大好きです。
「もう寝ましょう。明日…たくさん…飛ばなきゃ…」スー…スー…っていうあのシーンを見ると「なんだか胸がドキドキする」(笑)のはなんでだろう?

大好きなシーンは他にもありますが、それをあげてると結局全部になりそうなので次へ進みます。

お気に入りポイントその2はナウシカの声です。
ジブリでは常連の島本須美さんのあの声がたまらなく好きです。
クラリスだったり、サツキとメイのお母さんだったり、もののけではたたら踏みの女衆の一人だったり、最近でもちょいちょい名前をお見かけしますが、私にとってはナウシカです。
他は考えられません。

そしてポイントその3は、込められたメッセージ性です。
宮崎駿監督の投げかけるメッセージは、いつも賛否両論を引き出しますが、少なくとも映画版のナウシカで伝えようとしている内容には私は結構肯定的です。
ただし原作漫画になるとまたちょっと違うんですけどね。
原作は原作、映画は映画でわけてみたほうがいいと私は思います。

とまあ、ナウシカの好きなところ、お勧めポイントは無数にあるんだけど、あとは観てもらって感じてもらう方がいいかな。
まだ観たことがないっていう若い子がいましたら是非、スタジオジブリの伝説的名作を一度見ることをお勧めしたいと思います。

あっそうそう、私もたくさんのナウシカファンと同じく、原作の映画化も観てみたいと願う一人ですが、少し前に「ナウシカ2!」みたいなニュースなかったっけ?
その後の情報をご存知の方がおられましたら、教えて欲しいでーす( ゚Д゚)<ヨロスィク!!

投稿 : 2015/03/13
閲覧 : 380
サンキュー:

46

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