田中タイキック さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:----
ごはーん!口笛を吹けぇー!!
1991年3月9日公開 上映時間52分
第7作目の劇場作品
全宇宙の支配を企む悪の宇宙人スラッグとの戦いを描いた映画ですね。
冒頭ピッコロさんが滝の前で瞑想しているシーンから始まります。
ピッコロさんはいつもでも瞑想しています。
そこで無邪気に口笛を吹きながら踊る悟飯少年
ピッコロさんは口笛の音がとっても苦手な様子です。
悟飯に激おこ、脂汗だらだらな珍しいピッコロさんが見られるシーンです。
今回の敵スラッグのいた星ははかなり文明が発達しているらしく
特殊な機械を使えば3日間もあれば地球を惑星クルーザーとして改造できるほどの科学力があるそうです
しかし親分のスラッグは性格にかなり難あり
ちょっと年齢のこと言っただけで即処刑です
沸点低すぎってレベルじゃねーぞ!
自分の部下たちも暴力で支配してるようなもんです。
わっるい奴ですよ
スラッグは部下たちにドラゴンボールを集めさせ全盛期の若さを取り戻します
それと同時に特殊な雲を発生させ地球を覆い尽くし太陽の光が届かない環境を作ります。
ここらへんの手際の良さは優秀です。主に部下たちが
何気に劇場版の敵としてはけっこう地球をヤバイ状況まで追い込んでいるんですよね
そんな優秀な部下たちの中でも好きなのはメダマッチャ
ギョロッとした目にカエルのような見た目がすごく気持ち悪い
エネルギー弾出す動作もなんかヌルヌル動いて気持ち悪い
自分の小さな分身を出して相手のエネルギーを吸うっていう戦い方もネチネチしてて気持ち悪い
きっと触ったらヌメェ…ってしてそう。
そんなメダマッチャが好きです。
ピッコロさんの活躍が目立つ映画でもあります。
無駄な攻撃はせずクールな戦い方で敵幹部を圧倒します。
やられ方も悟飯を助けるために敵の攻撃を一身に受けるというカッコイイやられ方
最大の特徴は悟空が超サイヤ人として覚醒しかける所
完全な超サイヤ人というわけではなく
髪を逆立て、金色の気を纏うところは共通しているが、金髪にはならず目も白目をむき理性が無くなっている状態
効果音も界王拳のものだし超サイヤ人の半覚醒状態みたいな感じです。
公開当時は原作でも超サイヤ人にはなっていなかったのでアニメスタッフが鳥山明に設定だけ聞いて登場させた可能性がありますね。
【総評】
市街戦ということもあって単調な戦闘ではなかったのが良い点
スラッグの巨大化はかつてのピッコロ大魔王との戦いを思い出させます。
この時期はフリーザ編の真っ最中でキャラの強さもコロコロ変わっていたので
映画とアニメで矛盾点が出るのはしょうがないですね。
あくまで映画はパラレル世界ですから!