karinchaco さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
対比の美しさで見せる傑作。
PAのオリジナルアニメ。
アニメ好きなら誰もが気になるアニメの制作現場をテーマにし、練り上げられたシナリオ、過去の名作のオマージュ、劇中劇とクロスオーバーさせた演出、リアリティあふれる世界観、どこを切り取っても傑作と呼べる作品になっています。
1クール目では新人の制作担当の視点から見たオリジナルアニメの制作過程を丁寧に描き、2クール目からは原作のあるアニメーションの制作過程を主人公は代えず制作デスクという立場と目線を変えて描いています。
この作品の魅力は『対比の美しさ』にあると思っています。同じアニメ制作というテーマでも主人公の立ち位置を変えたり、原作の有無だったりと少し変化をつけるだけで1クール目と2クール目の見え方がガラッと変わりますね。特に第1話と第21話のように劇中アニメの第1話放送日の社内での鑑賞会の様子などは社内の日常風景というのは変わらないものの、そこには主人公宮森の立場だったり成長だったりが描かれていて、それは何とも言えない構成の美しさみたいなものを感じました。
ちなみに、巷で大人気の平岡氏ですが、結構好意的というか「わかるわかる」という風に見ている人も多いみたいですね。私的にはちょっとリアリティあふれ過ぎている気もするんですよね。むしろ、見ていてつらくなるレベル。一言多いんですよね。余計なひと言で相手を挑発しているととられるんですよね。
平岡、タローの名コンビのおかげでみゃーもりが超デキる人みたいに見えるんですよね。なんか本田さんがうかばれないなあ。
放映終了後に更新する予定です。