ナルナル さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
内容:紆余曲折の末、遠坂凛・アーチャーと同盟を結ぶことになった士郎とセイバー。冬木市内で魔力を集めるために暗躍するキャスターは士郎を柳洞寺におびき出して自分と手を組むよう迫るが、士郎は乗り込んできたアーチャーとセイバーに救われる。その際、柳洞寺の山門の守護にあたっていたアサシンは実はキャスターの傘下にあったことが判明する。ついで士郎と凛は学校に張られた結界の対応にあたるが、結局結界は発動し、その後の戦闘の中で結界を張っていたライダーが何者かに敗れて脱落する。キャスターのマスターは実は凛の担任教諭・葛木宗一郎であり、ライダーを斃したのは彼だった。キャスターの策略によりセイバーと士郎との契約は断たれ、セイバーの令呪はキャスターに奪われてしまう。サーヴァントを失った士郎だったが、なおも単身で聖杯戦争を続行する。
続いてアーチャーが離反してキャスターに与し、孤立した凛は士郎と行動を共にして打開策を練る。同盟相手を模索してアインツベルンの城を訪れるが、そこで士郎たちはバーサーカーが間桐慎二率いるギルガメッシュに敗れ、イリヤスフィールも心臓を抉られて殺害されるという場面に遭遇する。途方に暮れる二人だったが、ランサーの協力を得たことで再びキャスターに挑む。苦戦を強いられる士郎たちだったが、裏切ったアーチャーによってキャスターと葛木は倒される。しかしアーチャーは凛の元へは戻らず、士郎にその刃を向ける。そこでアーチャーの正体が未来において英雄になった衛宮士郎の姿であること、そしてアーチャーの目的が士郎の殺害であるということが判明する。そこで凛は救出されたセイバーと再契約して危機を脱するが、逆に凛がアーチャーによって攫われてしまう。
アインツベルンの城で、士郎はアーチャーと対決する。一方で拘束されていた凛はランサーによって救出されるが、ランサーはマスターである言峰と相打ちになって果てる。未来の自分の姿であるアーチャーに士郎は苦戦し、またアーチャーは士郎の理想を衛宮切嗣の借り物にすぎないと否定して士郎を追い詰めるものの、士郎もまたその理想が間違いではないという信念を貫く。その様にアーチャーは嘗ての自分を思い出し次第に手が止まり、最後は士郎を認め敗北する。そして終結の最中に突如として現れたギルガメッシュの攻撃から士郎を庇い「お前が倒せ」と言い残してアーチャーは姿を消す。
一方、柳洞寺に移動したギルガメッシュはそこで、聖杯の器であるイリヤスフィールの心臓を慎二に埋め込んで不完全な聖杯、アヴェンジャーを現界させる。セイバーはなおも山門を守護していたアサシンを下し、凛は慎二の救出へと走り、そして士郎はギルガメッシュと対峙する。凛の慎二救出は無事成功し、聖杯はセイバーによって破壊される。そして士郎も固有結界「無限の剣製(アンリミテッド・ブレードワークス)」を発動させて、ギルガメッシュに勝利する。士郎と凛の援護をしたアーチャーは、凛に士郎の後事を託し、満足しながら消滅する。