DTR DX さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
強い絆で結ばれた姉妹の愛にグッときた!
話の部類としてはもろダークファンタジーだったと思います。話数は12話分で1クールという短い期間でしたが、内容はとても濃くてダークファンタジーとしてはレベルの高い作品だったのではないでしょうか。
今作の「喰霊-零-」は原作の「喰霊」で退魔師として活躍する主人公が退魔師になるまでの過去に触れていて、原作の本編に繋がるものとなっています。でも、個人的には原作よりもかなり面白いと思いますw
{netabare}正直1話と2話にはかなり振り回されました。1話で登場人物や主人公ぽいキャラが出てきたなぁと思ったら、2話でみんな死んじゃって・・・・。
3話で刀を持って現れた少女が本当の主人公だったというww
でも、最後まで観ててこの1,2話は本編で起こる事件の裏側を観たものなんだなとわかりました。
本編の主人公である土宮神楽は代々退魔師の家系である土宮家の娘で土宮家が継いできた最強の霊獣:白叡(びゃくえい)を操るために親のもと日夜修行をしていたが、ある事故で母親を失くし心を閉ざしてしまう・・・
そんな神楽の前に分家である諌山家の長女・諌山黄泉が現れ神楽は父親のもとを離れ諌山家に引き取られる。そこで本当の姉のように慕ってくれる黄泉に神楽は心を開いていき姉妹として徐々に絆を深めていく。だが、そんな二人にいくつもの不幸が降りかかりある事件をきっかけに二人は敵対してしまう・・・。と大体のあらすじはこんな感じですが、見どころはやはりこの神楽と黄泉の姉妹愛だと思います。特に最後の神楽が怨霊と化してしまった黄泉を解放するために黄泉を手にかけてしまうシーンは胸が締め付けられるよでした。{/netabare}
観る人によっては1,2話で止めてしまう人もいるかもしれませんが、最後まで観ればこの話の良さがわかると思うので最後まで観ることをお勧めします。