お湯掛けてメデューサ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
(※作品を悪く書いています。好きな方はご注意を)
・現在は第8話まで観ています。
正直に書くと、観ているのが辛いです。悪い意味で、です。
一期の第1話は素晴らしかったと思います。
金木の恐怖、焦燥、絶望…。
そうした感情がビシバシ伝わってくる演出と展開。
声優(花江さんすごい、色んな所で思うけど)さんの演技も、
大きな魅力の一です。
が、その後だんだんと減速、しつつも、
最終話には原作でも重要な拷問シーン&白カネキを見事に描き、
視聴者に「へっ…?終わり…?」となる終わり方をしました。
その後√Aが発表。
原作者石田スイ先生が、[やりたかったもう一つの東京喰種]ということで、
コンテ(かな?)まで書き、ファンの期待は相当に高まっていました。
そして…まぁ…1話から8話までを観ましたが…。
辛いです。展開の遅さと、毎回毎回同じ様な演出が。
分かりやすいのは、あのボーカルBGMでしょう。
一体何回流すつもりなんでしょう。
曲自体は良い曲だと思います。
あの曲での演出が、一回や二回なら素直に「良いなぁ」と思えるのですが、
さすがに…、くどい。
くどすぎます。過度です。
どんなに素晴らしいものも、連続的に繰り返されれば飽きるものです。
価値が下がって感じられ、安易に感じられ、鬱陶しく感じられ、
嫌気が差します。
これは言い過ぎですが、つまり
「とりあえず流しときゃ良いだろ」とか思っているんじゃなかろうか、
と、思ってしまうわけなのです。
そしてとてつもない展開の遅さ。
ダラダラダラダラ、
ダラダラダラダラダラダラダラダラ……。
少し話が逸れます。
設定というのは、必ずしも突き詰めすぎる必要はないものです。
あくまでも作中のものですから、例えば
「このまずい実を食べると何か能力が備わる」という設定に対して、
「どうしてそんな能力が備わるのか」などと責めるのは、
明らかにただのアンチ行為です。
[作品的に納得のできる最低限の法則]さえあれば、
少なくとも私は不満を覚えません。
明らかでありつつも些細な矛盾は気にしませんし、
広く認められている名作にもそうした矛盾はいくらでも介在します。
話を戻します。
√Aにおいては、
意味のない、意味の薄い、
受け手が[尺稼ぎ]と感じてしまう程度には
意味の感じられないシーンが多すぎるのです。
その展開の遅さを置いても、
とにかく話が動かない、というのは、
オンエア時期には毎週一話というスパンで動くアニメではタブーです。
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なら観るなよ、と自分に激しく思うのですが、
そうした後悔をそれなりに経験しており、
さすがに[断念する]というスキルをそれなりに習得しているのですが、
しかし、とりあえず東京喰種に関しては、
私個人の感想の良しあしはともかく
結末は知っておきたいのです。
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最終話観ました。
キービジュアル(あにこれβでも表示)の[あれ]が、[彼]でした。
そのリンクとこの画自体にはぞくくっとします。
あえて挙げれた美点はそれだけです。
他はもう、とっても辛かった。
間が辛い!!!
静か[過ぎ]る!!!
BGMなし、会話の間。
適切な演出をすれば、それはとても良い効果を出します。
ですがこれは……。
つくづく鬱陶しい作品でした。
(以降は、感情任せの文章です。価値なしです)
「かっこつけ」という印象があります。
敵同士の会話での、[なんかいい感じの台詞]の連発がひどい。
それらの台詞に中身がないのは問題じゃないんです。
中身のある会話がどこにもないのがひどい。
「大部」が、中身すっからかん(→展開上意味がない)の会話。
なんとなくかっこいい感じを与えているだけ。
石田さんが絵コンテ(?)か、それに連なるなにか原作的なものを書かれたそうですね。
楽しかったですか石田さん。
もしそうなら良かったですね。
私は観ていてとっても辛かったです。