退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鳥山明からのメッセージ
「神と神」18年ぶりの劇場版。魔人ブウとの戦いから4年後の設定。
界王神すら恐れる破壊の神、破壊神ビルスが今回の敵。このビルスがサイヤ人の神(ゴッド)と戦う予知夢を見て、地球に現れる流れ。時間設定もあってかドラゴンメンバー勢揃いで、ブルマの○○歳の誕生パーテーをしている中、破壊神も参加。今回は敵も含め、終始和やかなギャグ風味。無印ドラゴンボールの雰囲気を彷彿とさせるような感じで、ピラフとか懐かしい面々も登場。
鳥山明氏はテーマ、メッセージ等はアニメや漫画には必要ないと豪語している人物です。
ですが、わざわざ18年後に本作を公開したことや色々と、何か「メッセージ」みたいなものを勝手にw感じました。
①まずは、ドラゴンボールZの世界観は鳥山氏本人あまり納得してないようで、売れ行きでバトル路線に方向転換したそうな。そこをまずZのキャラ達で無印の雰囲気の、本来書きたかったドラゴンボールを見せたかった気がします。
②また破壊神ビルスにおいては、今までの敵キャラにしっくりきていなかったようで、そこで魔人ブウが誕生したらしいのですが、ブウも納得していないのかもしれないと感じました。ブウも色々と変化を遂げてしまったので、、というのも鳥山氏は完全悪みたいな敵ではなく、少しふざけているような敵にしたいと思っていたらしい。タオパイパイみたいなキャラクターでしょうかw今回のビルスは恐ろしい程の強さなのに、パーテーを楽しみ、みなとも和気藹々。いつ切れるか分からない緊張感もありましたがw
③戦闘は圧巻。まさに神VS神。ゴッドになった悟空さんのかっこよさと、CGによる戦闘描写はこれまでにない迫力。ですが今回、勝敗つかずで終わるんですよね、これからもドキドキしていたい。そんな風に受け取りました。
④そしてGT、AF(GTのその後の同人誌)などで壊れてしまった世界観の修正が本作最大のメッセージというか目的な気がしました。パワーインフレの調整。(戦闘力から、神の領域(気が感じられない)スネオGT悟飯の修正→アルティメット悟飯(界王神潜在能力開花) クリリン白髪→黒髪亀仙服着用 天津飯旅立ち→仲間入り(CV緑川変更で存在感UP?)等々
①理想無印ドラゴンボール世界。②理想の敵キャラ。③これからもドキドキしていたい。④GT、AFの修正。
の4つの意味が込められていると勝手に感じた作品でした。ベジータ王子に関してはI'm not sure.