田中タイキック さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:----
はい、これからあなた方をすり潰します
1992年3月7日公開 上映時間46分
第9作目の劇場作品
前回倒したはずのクウラが光輝くメタルボディとなってリベンジしてくる映画ですね。
DB映画では珍しく亀仙人、ウーロン、ヤジロベーの3人が同時にある程度の出番がある作品です。もっぱらコメディーリリーフ的な役回りでしたが…
もうこの時期になると亀仙人でも完全に戦闘要員ではないんですよね。
時の流れは悲しい
Z以降あまり無かった鳥山明らしいメカが出るのも特徴です。
角の少ない流線形のフォルム、多彩な攻撃のギミック。
ビッグゲテスター内にいた小型のロボも非常にコミカルで面白かったです。
これからあなた方をすり潰しますって奴。
そんなコミカルな場面のばかりが目立つなかで戦闘シーンも中々なもの
初めて超サイヤ人での本格的な戦闘を描いた今作は戦いのスケールも格段にパワーアップしています。
瞬間移動できる物同士のバトルってこんな感じで描写するんだなぁと妙に関心した覚えがあります。
そして・・・
祝!ベジータ王子映画初出演!!!
悟空のピンチに颯爽と駆けつけて「勘違いするなよカカロット」とお馴染みのセリフもしっかり忘れません。
自信満々で飛び込んで行ったにも関わらず僅か10秒で関節決められマウントを取られる始末。
こんなん笑うなっていうほうが無理ですよ…
瞬間移動にも完全についていけてないし
お前ほんと何しに来たんだよ状態(´・ω・`)
それでも悟空とベジータの共闘には燃えるものがありました。
グミ打ちが効果的に決まった数少ない場面でしたし。
死力を尽くしてやりきったであろう良い戦いでした。
だからこそメタルクウラ軍団が出てきた時の絶望感はハンパないものがありました…
【総評】
クウラ復活の設定が取って付けたような理由だったのがアレでした。
ビジュアル的にも前作のクウラのほうがよかったし。
しかし、バトル描写とコミカルな場面のバランスが秀逸な映画でした。
そしてベジータの映画での扱いを決定付けた偉大な作品でもありますね。