HINAKA さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
TVアニメ・シリーズ『ストラトス4(フォー)最終第13話』に登場した〈ストラトス4〉のモデルが「XB-70」だった!?
実際のところ、この「人類の未来よりも、地球の危機よりも、友達が大切!」という、呆れ返ったテーマの作品そのものも、細部の作り込みと発想の大らかさというか、アバウトさが大いに楽しめる作品です。
細部の作り込みに関しては、地上の航空基地は管制室から地上施設に至るまで、ほぼ現実に存在あるいは存在したハズの、実在のモノをモデルにしながら、ほとんどがいわゆるセル画となっています。
逆にSF設定の色濃い、衛星軌道上の迎撃ステーションは、その内部や機器のほとんどがCGで描かれ、セル画は人間などの有機的なモノに限られて使われています。その事により、地上の人間味と宇宙の無機物性を描き分け、そこ行き来する人間の個性を際立たせるなど、細やかさが全体の大きな良く言ってアバウト!悪く言えば超御都合主義!?的な作品を、何とか「快作?」レベルの作品に、まとめています。
この辺の詳細は、またこちらで述べる事もあるでしょうが、取り敢えずはフリー百科事典・ウィキペディア(Wikipedia)を、御参照下さい。
そして今回は、その中でもこのTVアニメ・シリーズ最終13話の最後に登場した、作品のタイトルにもなっている機体。
そのものズバリ〈ストラトス4〉ですが、実はこれ製作途中で計画が棚上げされた為、部品だけの状態でこの航空基地に、その主任設計者で今ではこの航空基地の主任整備士が、「いつか飛ばしてやる!」と、大切にしていたモノです。
それを、主人公達が一緒になって組み上げる(そんな事が出来るのか?は、置いておいて下さい!)事が、この物語の大きなストーリーとなっていまいます。その為、本来の機体名である「ストラトス0」が描かれていた、最後の数字が手書きの「4」に、変えられています。
そして、この機体のモデルになったのが、実際に存在したアメリカの超音速・超高々度・超遠距離「重爆撃機(原子爆弾)」の試作機ノースアメリカン社製「ヴァルキリー」なのだそうです。
このXB-70・ヴァルキリーがまた、現在から見ても仰天の機能(スペック)を誇ります。
と言う訳で、ブログ記事に誘導となりますが、これって違反でしょうか?
→http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-5.html