Ryuvay さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人の弱さは、人であるがゆえ。人の弱さが、人の強さ。
人は弱いから、助けを求める
人は弱いから、努力し強くあろうとする
人は弱いから、徒党を組む
人は弱いから、絆を作ろうとする
人は弱いから、虚勢を張る
人は弱いから、自他を比べ自己満足する
人は弱いから、あきらめる
人は弱いから、責任転嫁する
人は弱いから、真実や現実に目を背ける
人は弱いから、過去を捨てる
人は弱いから、過去と重ねる
人は弱いから、善人になりきれない
人は弱いから、いろんなことから逃げる
人は弱いから、他人を傷つける
人は弱いから、自我をコロス
人は弱いから、ヒトヲコロス
人は弱いから、明日を夢見る・・・・
まだ視聴途中ですが、絶望感よりも「人の弱さ」について考えてしまいました。
たぶん、登場キャラは上のどれかに必ずあてはまるのではないでしょうか?
これからクライマックスに向けて、どうなっていくのでしょうか・・・・
視聴終り。
いろいろとおいて行かれ気味で視聴していましたが、なんとか理解できたかなと。
「鬱アニメ」と評価されているようですが、そんなにそうとは感じませんでした。レイプシーン的な描写があるのかな、と予想していたのですがそういった描写もありませんでした。(あからさまにそう感じさせる描写がないだけかもしれませんが)
ただただ、人の弱さが・・・・恐慌状態に陥った時、人は人の弱さを露見し社会が崩壊する・・・・そんなことを思わせる作品でした。
全てのキャラが言っていることに間違いはなく正論でありとらえ方によっては正義であり、ただ、それがすべての人にとって正しいこととは限らない。だから人は他人を否定するか、型にハマった生き方しかできないのでしょうね。ただただ、今日と明日を生きるために自分にできることをやっているにしかすぎない、型にハマるわけでもなく他人を否定するわけでもなく。そんな人も多いかな・・・。
とまぁ、感情論的なレビューはここまでとして。
あの時代のアニメとしてはよくできていると思います。
世界設定などがもうすこしわかりやすければ、よかったかなと。クライマックスは少しご都合主義的な部分と感じられる部分もありましたが、このアニメに関してはこれ以上も以下もないかなと。つまりはこれがこの物語の完成なのだと最後は感じました。
優柔不断な主人公は見ていてイライラしがちですが、おそらくそれが「鬱アニメ」と言われる所以なのでしょう。
しかし、主人公が優柔不断で鬱アニメ(鬱ゲー)といえば、「君が望む永遠」のほうが、かなり鬱になれます。
なにやらレビューになっていない気もしますが、難しいことやネタバレを抜きにするとこのアニメの面白さは語れない気がします。