退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まさに‘命短し恋せよ乙女’
少女漫画原作ですので、正直男の自分には共感しがたいお話ではありました。
しかし、女の子はこういう気持ちで恋をしているんだということ、
女性の目線からの恋心を知ることができました。
あらすじ・・・
{netabare}
小早川流風(るみ)と流水(るか)、容姿がそっくりな双子の少女。
同じように生きてきて、同じ男の子に恋をし、しかし相手として選ばれたのは流風でした。
双子であっても同じ人間ではないことを初めて実感しだす二人。
そんな頃、二人が所属する陸上部の面々がハイキングにでかけ、
その先で謎のウィルスに集団感染する事件が発生しました。
次々と変死していく部員たち。
その中で何故か流風と流水だけは生き残り、その上超能力じみた力まで身に付けてしまいます。
ウィルス感染してから、流風への嫉妬と殺意に支配される流水。
流風と流水の、想い人を賭けた恋と命の駆け引き(?)
{/netabare}
えーと、物語は上手く説明できません(笑)
今でいう「超展開」の連続ではないかと思います。
3話しかないということ以前に、設定からして無理があるので。
物語としての整合性を無視して、思うまま書き上げていった。
そういう印象を受けます。
ミステリーチックですが多分大事なのはそこではなくて、
主人公の双子の女の子の気持ち。感情表現。
{netabare}
選ばれた流風の、想い人を守りたい・助けたい・一つになりたい。
大切な人と一緒に生きたい、という想い。
選ばれなかった流水の、流風が憎い・妬ましい・殺したい。
二人を引き裂いてでも想い人を手に入れたい、という想い。
容姿は一緒でもここまですれ違ってしまった二人。
しかしどちらも本気で恋をしていること、相手を想っていることに変わりはありません。
どちらが正しいか―ではなく、人を好きになるということはこれくらい凄いんだということ。激しいんだということ。
二人を対比して表していたのではないかと思います。
{/netabare}
これに共感できるという方、かなり希少だと思います。
支離滅裂な駄作、と評価されてしまうかも。
僕も共感はあまりできないし、高評価!とは言えませんが、
伝えたい想いは受け取ったつもりです。
{netabare}
恋をすることの嬉しさ、楽しさ、悲しさ、辛さ。
好きになるにも勇気がいります。
自身の感情を受け入れる勇気が。
そしてもし、それを相手に伝えようと思ったならば
伝える勇気、告白する勇気が必要です。
告白して振られてしまったら。
失意のどん底、自分を否定されてしまったような心持になるでしょう。
告白して受け入れられたら。
嬉しいと同時に、これからの二人の関係に期待と不安もあるでしょう。
それでも、その先のことよりも、今の自分の気持ちを大切にしたい。
それがたとえどんなに勇気がいることでも、危険なことであっても。
少女にとって、恋することはそれぐらい特別な感情なのです。
{/netabare}
繰り返し言いますが、男にはっきりと分かるはずもないので
もしこの作品を知っていて「こいつの言ってることおかしいぞ」と思った方がいましたら、文句言ってください(笑)
分からないなりに考えました。
長文乱文失礼しましたー。
[おまけ]
{netabare}
評価・・
物語は前述の通り出来が良いとは思えなかったので低いです。
声優は主役三人の演技が正に迫真だったので迷わず高評価です。
キャラは克之が少女漫画的完璧イケメンだったので・・ちょっと低めです。
あとその他キャラも無個性だったのでイマイチでした。
作画はそれ自体は綺麗ではなかったですが、デザインが自分好みだったのでやや高めです。原作好きな人はガッカリかもしれません。
音楽は場面に合わせて効果的だったと思います。月と海を象徴したような壮大な雰囲気が良いです。
{/netabare}