退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
登場人物全員屑で学園アニメしたらこうなった
よくある学園恋愛ハッピーエンドアニメではなく
{netabare}世界が誠におせっかいを妬いた事がきっかけで {/netabare}
登場人物全員破滅街道まっしぐらに突き進む
バッドどころか鬱・グロエンドの話です。
恋愛において
自分の好きな人が自分の親友とダブってた場合
譲るのが美学だと思う方もいるかと思いますが
個人的には選ぶのは相手なので
譲る必要なんてないのではと思います。
また、誠については
女子から好かれる要素が{netabare}ルックス以外全く見受けられ{/netabare}ないと言い切れるほどの屑っぷり。
序盤での{netabare}「なんか面倒くさい」{/netabare}発言は
背筋が凍りました。
自らの非を一切認めず、責任転嫁と現実逃避を繰り返す。
行き着く果ては察しの通りかと思います。
世界に関しては
思いやりがあり面倒見の良くルックスもいい反面
どこか八方美人で建前と本音のバランスが悪く
{netabare}言うべき時に切り出さないままうやむやにした(させた)結果{/netabare}
自分自身はもちろん大勢を巻き込む結果になった。
一言で彼女を表すと{netabare}泥棒猫。{/netabare}
言葉については
男性恐怖症とメルヘン思考のある清楚なお嬢様。
まじめだが不器用でシャイで純粋な性格の為
{netabare}誠の様な童貞性欲剥き出し少年とは{/netabare}誤解や気持ちのすれ違いが多かった。
終盤では{netabare}裏切りや浮気の事実を目の前で受け止めて以降精神を崩壊し死んだ目をしながら着拒のアナウンス中や電源オフの画面のまま会話をし続けたり電車に揺られる等目を覆いたくなる程{/netabare}自分を見失う。
個人的に恐ろしかったのは
刹那と光の{netabare}浮気。{/netabare}
特に光に関しては世界の為に誠を探すという名目の上で
{netabare}浮気をした後世界に顔を出している{/netabare}
オープニングと劇中のギャップが
話を追うごとに開いていく。
ラブコメがラブコメとして成立して
面白く見れるのは
それぞれの作品でそれぞれのキャラが
あるところで一線を引いてそれ以上はみ出る言動をしないから。
このアニメの様に
学校の人間ひとりひとりが性欲や自分の欲のまま好き勝手にして
理性ももたず非を受け入れなければ
関係は簡単に破綻するし
破綻したら修復もしないし
こういう終わりになる。
成るべくして成った、という感じ。
それぞれが自業自得というべきか。