oneandonly さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何だかんだでとても気に入った世界でした
世界観:6
ストーリー:6
リアリティ:2
キャラクター:7
情感:6
合計:27
Fate/Zeroを先に見て、続けて視聴しました。
当然ですが、ちょっと複雑な人間関係や設定はスムーズに理解できましたし、Fate/Zeroで伏線回収されたと思われるシーンが結構あって、楽しめました。
{netabare}藤ネエのキャラがかなり浮いていたり、士郎の勘違い甚だしい無謀ぶりに呆れたり、同じ学校から複数のマスターが出てきたり、士郎家がハーレム化していくなど突っ込みどころは満載で、多分こっちから見ていたら投げ出していた可能性が高いです。
Zeroと比べて作画も落ちますが、より重要で落差があったのは音楽のほう。この作品を見ている期間は、Zeroの第一期、第二期のOPをよく聴いていました。to the beginningも結局購入しまして、お気に入りになっています(今もこれを書きながら回しています^^)。
音楽の次に惜しいのはリアリティですね。凛と協力して学校の結界を解いた後、帰りに士郎が一人になってまた学校に戻るシーンは理解不能。セイバーを守ろうと体を張るのも、セイバーの邪魔になっているし。いつでも誰にでも、自分の危険を顧みず他人に尽くすというのは、人間としての現実味に薄いと思ってしまうので。
一方で、最終話ではZeroよりも心動かされました。この作品を支えているのはやはりセイバー。尊厳ある騎士道を貫く姿は素直に惹かれました。デートの帰りで士郎の言葉を受け入れなかった場面、ラストバトル前の柳洞寺の階段で士郎が振り返った時の表情(ここのシーンは素晴らしかった)、最期の瞳を閉じるシーンなどすぐに思い出せます。
(あと、虫がいないのは助かりましたw)
{/netabare}
Fateの世界にどっぷり浸かりました。これを見てZeroの評価の高さが理解できます。セットで見た方が良いと思います。stay nightも別ルートではありますが美しいビジュアルにてリメイクされ、春からはその第二期がある様子。そのうち視聴しようと思います。
(2015視聴、2017.5調整)