12番目の狐 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
登場人物たちのめくるめく愛情劇に注目
この作品では存分に愛を感じることができます。
小狼のさくらへの恋心はさることながら、桃矢のさくらへの愛情、知世のさくらへの慕い、雪兎のさくらへの家族愛、桃矢と雪兎の熱い友情、さくらの万物への優しさ。
これらの愛が画面越しに痛いほど伝わってきます。
また、もう一つの見所は、小狼の恋心です。
無意識に片想いの相手を目で追ってしまう、手が少し触れただけで心臓が刎ねる、一人になっても相手を想い続ける。
大きくなって恋愛に慣れてしまった人間に潤いを与えてくれます。
見てるこっちがキュンキュンします。
下手な恋愛ものよりも共感できます。
またさくらの成長にも注目です。
弱音を吐いてばかりだったさくらがだんだん自分でなんとかしようという姿勢に変わってきます。
クロウの記憶を前世の記憶として持つエリオルの痛みと、置いていかれたケルベロスとユエの痛みにも注目です。
クロウは、自分」が生まれ変わってもそれは自分ではない、エリオルは自分にクロウを求められても辛いという気持ちで新しい主をケルベロスとユエにあてがいます。
しかしクロウに酷似したエリオルの存在に二人の守護神は胸の痛みを覚えます。
どちらの気持ちもわかるから見ていて切なくなります。
愛情あふれるこの一作は人生において疲れた人にこそ観てほしいものです。
物語
怪事件に巻き込まれるという事を軸に話が展開していきます。恋心や慕い、届かない気持ち、気づいてもらえないもどかしさ、とっても切ないです。
声優
クロウカード編と同じです。
キャラ
クロウカード編と同じです。
作画
クロウカード編と同じです。
音楽
クロウカード編と同じです。