きむらかずさ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
心情の描写がうまい!
この作品の登場人物は、それぞれの場所で様々な葛藤を繰り返しながら少しずつ成長していく。
葛藤の理由は些細なものから大きなものまで様々だが、それを乗り越えた時に一回り成長する。
その心理描写が巧みだ。
また、プロのピアニストやヴァイオリニストが演奏しているだけあってとてもレベルの高い演奏シーンになっている。 {netabare} 特にショパンのエチュード イ短調25-11「木枯らし」は鳥肌が立った。{/netabare}
思春期特有の心の揺れや人が成長していく過程をうまく描いた素晴らしい作品だと思う。
四月は君の嘘を思い出す。
タイトルの意味がようやく分かった。
完璧なハッピーエンドではないが、登場人物ひとりひとりが前向きになれたという形で締めくくられているのは良いと思った。
素晴らしい作品をありがとう!