退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「私の、たったひとつの望み」
小説家(にしてガノタw)福井晴敏の小説をアニメ化した作品。
福井晴敏は「亡国のイージス」「戦場のローレライ」といった小説を書いたバリバリのプロの小説家。そのため原作は非常に読み応えがあり、登場人物の生き様やMSの戦闘描写など、まるで映像が見えるようにとても生き生きと描かれているので、未読の方はぜひ読んで欲しい。というか、そっちを読まないとこのアニメを120%楽しめないと思う。(=´Д`=)それほど面白いし、密度が濃い。私も文庫本10巻を一気に読んでしまった。
・・・で、そっちを全巻読んでからアニメの方に手を付けてみた。
宇宙席0099年、シャアの反乱(逆襲のシャア)から3年後。ジオン公国が解体し、連邦に併合されるまで後1年。
連邦の根底を覆すといわれる魔法のような存在「ラプラスの箱」を、ある人物がネオジオンに引き渡そうと交渉を持ちかけるところから物語は始まる。しかし連邦も黙って見ているわけもなく、密会の場所であるコロニー「インダストリアル7」へと特殊部隊を送り込み、実力で阻止しようと試みる。
そんな中、連邦と深く結びつきながらも、連邦・ネオジオン双方に武器を売りながら利権を狙い続ける超巨大企業アナハイムエレクトロニクスが、独自の目的を秘めつつ動き出す・・・。
エピソード1は物語の導入部。「ユニコーンガンダム」も最後の方にチラリと出てくるだけです。
それにしてもすごいのは、宇宙世紀シリーズの雰囲気を残しつつも、アニメに肥えた目を持つ若い世代が見ても存在に違和感のないキャラクターたち。MSも同じで、リゼルやクシャトリヤなど、新機体なのに懐かしくて今風にキレイ。何言ってんのか分からないだろうが見てみれば分かるw
当時は「ああ、これは絶対面白い…」と鳥肌が立ったことを覚えている。