kHOCf54262 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
曲が良ければすべてよし?
青春学園ものと、能力バトルものを合わせた、王道というか、ベタなストーリーに感じるかもしれないが、よく見ると意外と話の構成がしっかりしている。途中でダレる原因になりそうな、話の本筋と関係なさそうな回やシーンでも、最後まで見ると、「ああ、なるほど。あの話をここでもってくるのか。」とスッキリしたり、ニヤリと思えるようにできている。ストーリーはおおよそ一部と二部に分けられていて、それぞれのクライマックスである12話と24話に向けて、これまでの伏線を上手く回収し、今までのエピソードを消化しながら、話がどんどん盛り上がっていくよう上手くまとめてある。また、キャラがかなり多く登場し、最初は「キャラを次から次と出して、こんなに多くのキャラが必要なのか?」と感じたが、最終的にはどのキャラにも見せ場があり、多く登場したキャラもしっかりと消化しきれていると思った。全体的に、作りが丁寧だと感じた。
そして、オープニングの2曲、中でも1クール目のOPのonly my railgunという曲が名曲である。前半、後半それぞれのラストバトルにおいて、だいたい先が読めるような、お約束の展開に見えたとしても、その曲が流れ、美琴が必殺技を放って敵を倒すシーンでは、やはり熱い気持ちになってしまう。音楽というものは、作品を良いものにするための非常に重要な要素なのだと感じた。
最後に、白井黒子は、かなり反則級の能力のように思えたのだが、なぜ彼女はレベル5ではないのか非常に疑問である。