しゅんこう さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ボーイ・ミーツ・ガール、それは現実でも起こる奇跡
言わずもがなボンズの代表作と評判の作品です。
少年が少女と出会い、成長していくいわゆるジュブナイル、ティーンエイジャーの物語であります。
作品中には今までに無いスタイリッシュなロボット要素もあり、音楽的センスも抜群で、若い男の子ならすぐ好きになれそうな作品です。
シリアスなシナリオやバトルだけでなく、日常パートやコメディも楽しい素敵な作品になっております。若いうちに見ておくといいかもです。
以下は私のボーイ・ミーツ・ガール体験です。
毎度のこと内容と直接は関係の無い、くだらない話なので時間がある時や、どうしても見たいときにご覧ください。
{netabare}
先日、私めは買い物帰りに帰宅しようと街を歩いておりました。するとスーッと後ろから二人乗りの自転車が通り過ぎていったのです。
それも男女のカップル(ペアの方がいいの?使い方がわからないけど)なのです。
いつもの私ならお約束の「リア充爆発して周囲20メートルくらいに弾けてくれないかな」と軽く思うところなんですが、ところがギッチョン、二人は若いカップルではありませんでした。
二人を自然に目で追っていた私。年は中高年位の年に見える。それでもそんなに高齢でもない。男性はブルーカラー御用達のアウターに黒い帽子、口元を覆う黒と灰色のマフラー。美形ではないが真面目そうな顔立ちで、まるで後ろに壊れものでも乗せているかのように、やさしくペダルを漕いでいる。
女性はこちらも帽子とマフラーでしっかり防寒しており、外見でしかわからないが、少しふっくらした、でもかわいらしい小柄な体型でカーキ色のアウターに地味な桃色のズボンで荷台の上に乗り、後ろから男性のお腹の少し上辺りを姿勢よく両手でホールドしている。
そのつかまり方は力任せでもなく、自分たちの仲のよさを主張するわけでもなく、荷台から伸びる小ぶりな足のつま先まで初めから自然な形でそこに納まっているように見えた。もちろん自転車の二人乗りが禁止なのは重々承知なのだが、なんてやさしい二人なんだと不覚にも思ってしまった。
無言でつかまる女と、それに応えるようにペダルを漕ぐ男。
なにこれ。奇跡じゃん。ボーイミーツガールじゃん。
エウレカとレントンみたい。
なぜだかわからないが瞬間的にそう思えて仕方が無くて、私もいつの間にか自分の表情が緩んでいるのがわかった。二人はとても美しく見えたが、私はそうでなかったらしく、正面から歩いてきた別の若い女性にがっちりにらまれた。うん。知ってる。だからもうそんなににらまないで。
{/netabare}