totehi さんの感想・評価

4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

今期で一番好きです。長文感想になってしまう

友人が原作本をボンッと置いてあって面白いのか聞いたところ凄く面白いからと見せられました。


感想
「神のみぞ知る世界」の主人公を思い出してください。自称落とし神として様々なギャルゲをプレイしてきたこの主人公。名言は「リアルはクソゲー」。まさにそれと同じような主人公である。
リアルを全く見ることがなくエロゲ脳なのである。ただルート分岐でフラグ回収してキャラを落とすのではなく、神作ゲームを作るという夢を持った主人公なのである。

更に主人公の部屋。様々なフィギュアとラノベの本。そしてポスター。凄くリアルに描写されててこの主人公の部屋があまりにもクォリティー高く力が入っているなって関心しました。
あれ、あのポスターって知ってるぞ、やったことあるゲームだぞ。って思わず突っ込んでしまい友人によく気が付いたなと言われてしまいました。


シナリオ
サクラの舞う春の日に風で飛んできた帽子を拾い誰だろうと見てみると綺麗なゲームヒロインのような感じで出会う。じつはそれはクラスメイトの影の薄いような地味キャラでもなく、まさしく冴えない彼女なのだ。
そんな展開で出会ってしまった主人公はこの冴えない彼女を自分のギャルゲーでメインヒロインとして登場させ凄く可愛くしよう！ということで立ち上がった。そこでシナリオ担当、キャラデザ担当が必要なのだ。
そして動き出した主人公。



まだまだ途中ですが波乱がある予感もするがとりあえず凄く面白く見ています。
たまに主人公の二次に対する熱すぎる故に協調性がなくてうざすぎるだろっていう場面もあるがそれもそれ。よく付き合えたな冴えない彼女さん。って思う。なんというかドライなのかクールなのか器が大きいのか解らない本当に凄いヒロインです。





以下余談で全然関係の無いようなこと
10話まで見ましたがこれは丸戸さんシナリオだったのですね。パルフェショコラ、この青空に約束を、ホワイトアルバム２とう名作を手掛けていた丸戸さんらしい部分が10話の一部に感じ取れました。
なんていうか、青春系と人間関係を独特の真理描写のような…なんていうのか上手く言葉に出来ないけど作品は丸戸さんですよね。

そして11話12話と来ました。これは主人公とヒロインとの心理描写が上手で流石ですよね、その後の展開も然りで、楽しませていただきました。

このアニメを見ていて思ったのが「太陽の子」です。るーすぼーい×タカヒロ×丸戸さんというゲームを企画していたのですが…このアニメのように素晴らしい絵師と凄腕ライターで自分たちユーザー層が期待してならないんだけど、丸戸さん頑張ってください。