「SHIROBAKO(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3733
棚に入れた
15440
ランキング
34
★★★★★ 4.2 (3733)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.2

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ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

失ってはならないことがいっぱい詰まった傑作

初めはアニメができるまでの大変さを伝える作品
かと思って、それはそれで楽しんで観ていた。
しかし、この作品には人間関係において、決して
見落としてはいけない大切なことがテーマとして
あるように感じてきた。
 
一番印象深かったのは12話と23話です。
{netabare} 
12話は・・・
杉江さんが馬を描くことになるエピソードが良か
ったと思います。杉江さんがラフ原を描くことに
なった時に、小笠原さんが率先して賛成をしたシ
ーンがとても好きです。人に敬意を示す時には、
言葉よりも行動で示した方が嬉しいものです。
会社で一丸になって物事を成し遂げていく苦労は
社会人には共感できる点が多かったのではないか
と思います。

SHIROBAKOのメインキャラは基本的に
謙虚です。それも清々しくて良かった。仕事をす
る上では大切なことです。

太郎君は平岡が出てくるまでは、ただのウザキャラ
かと思ったのですが、平岡の心を開くきっかけを
作ったストーリーで太郎の独特のウザさが必要な
人間もいるんだ・・・ということに気付き、キャラ
作りの奥深さも感じました。

23話の最後の場面は涙が溢れました。
仲間の中では一番苦労をして夢を追いかけている
しずかが、ルーシー役で抜擢され、宮森の前で
「少しだけ夢に近づきました」という台詞を嬉し
そうに演じた。その瞬間、宮森の目から涙が溢れ
た。このシーンはどんな言葉よりも宮森の優しい
気持ちが伝わってくる美しいシーンでした。
私も感動して自然に涙がこぼれました。こういう
仕草や行動で気持ちを表すシーンは好きだなぁ。

デスクの仕事を淡々と厳格にこなす宮森が忘れて
いた感情を、苦労した親友が気付かせるなんて、
粋な演出だと思う。このシーンは宮森が大泣きし
て、しずかが笑顔だったことで、感動が倍増した。
名シーンだと思う。書いててもウルウルする・・w

仕事をしていると感じることが、この話にはいっ
ぱい詰まっています。仕事が山積みで大変だ・・・
ということよりも、『何を目指して何を伝えたいの
か』という根本的な命題に明確な答えがあると、
やはり仕事効率は違うものになるのは間違いない
でしょう。これは業界に関係なく、仕事をする上で
非常に大切なモチベーションとなります。

  
 宮森あおいの友人たちとの関係も非常に感じ
のよいものでした。職場は違えど友人と助け合いな
がら日々お互いに精進していく姿は本当に美しい。
 
全編を通して、各キャラクターの良いところが、
それぞれ私たちが失ってはならない、人として大切
な部分を孕んでいて、ハッっと気付かされる場面が
いくつもあります。
 
仕事と人間関係の進展のバランスがとてもよくて、
共感しながら楽しく見ることができる傑作だと思い
ます。社会人の方にお薦めできる傑出した作品です。


ゆゆしき点w
宮森があんなドリフトできるわけないから・・・
あれはさすがにやりすぎw 公道バトルはいかん
でしょw
ゴスロリ様の華麗なドリームボールは笑ったけど
ねww 
{/netabare}

最終話
ドンドンドーナツど~んといこ~♪
いい作品でした。満足しました!!

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 370
サンキュー:

49

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