「とある科学の超電磁砲[レールガン](TVアニメ動画)」

総合得点
90.8
感想・評価
10393
棚に入れた
41346
ランキング
48

maimai さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

言いたいことがいっぱいある!

言いたいことがありすぎます!
いい意味で!!!

キャラが面白いのもあるけど、シリアス場面でもかまわずにキャラ設定を最大限までに引き出している感じの作品です。主人公は最後までかっこよくて印象に残るし、他のキャラの決め台詞やキャラ達のお約束(?)的行動がまたまた笑えちゃうので最高!
いつもボケアニメしか見てないとか、シリアスオンリー系のアニメを見てる方々におすすめします。両方みれて、「あ、次はシリアス系のアニメも見てみようかな。」とか「ボケアニメ系も好きかも。」と思うことがあるかもしれません。



ここからは後からの補足です

このアニメを見返してみて(4,5回目)思ったのですが、素晴らしい構成の仕方がされている。。
はっきり言ってしまうと一期の出来事がすべてつながっているのです。
大雑把に言って大きな事件が二つあります。そして後から起こる事件には前の事件が深く関係しています。しかもその二つの大きな事件の中の小さな出来事もすべて関わりがあり繋がりがある。そして一度見て内容が頭に入ってるからこそ見返して気づくこともあります。たとえば内容を知らずに見たらただの一シーンでも、内容が入ってると「あ、これはあれに関係してるんだ」などの発見もあり、何度見ても楽しめます。これはすべてが繋がっているからこそ味わえるわけで、そうでなければ4回も5回も見てはいなかったと思います。


まだまだあります!!

偏見なのかもしれませんが多くの戦闘系アニメはキャラが肉体的に生長しても、精神面は最初から鋼の精神に近い状態のものがあると感じます。心が強いからストーリーが進む気もします。一個人の考えなのでかならずしもそうとは限りません(汗)
ですがこのアニメは主人公、および周りの人が精神面のどこかが弱いのです。超能力面では強い人は確かに多いです。ですが誰かが必ず何かを一人で抱えていたりするのです。そうやって悩んで、失敗したりする姿を応援したくもなりますし、その失敗をちゃんと心に刻み未来につなぐという様がとても人間らしく、超人感がなくて好きです(笑)
確かに中学生とは思えない部分は多くあります。ですがそんなとこも気にならないほどの未熟さもあります。完璧でないからこそ見守りたくなり、私たちと重なる部分があるのではないかと思います。
不安や疎外感、自分だけが弱いのではないか。そのような感情は私たちでもあります。
このアニメは二期を通して、不安の始まりと乗りこえを見届けられるアニメです。


肉体面よりも精神面の成長を楽しめました。

投稿 : 2017/06/22
閲覧 : 217
サンキュー:

7

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