天啓 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
名作の影響を色濃く感じる作品
あにこれ以外のある場所で 物凄く酷評が目立った作品
どんだけ酷いんだ?と興味が湧き見てみました
本作、NET上でまどマギに似てるという評
前半は、その通りでしたね
私は、それとエヴァをミックスした様に思えましたけどね
突然現れる使徒を魔法少女達が倒すって感じ
スマホに表れるバーッてクス出現アラームも エヴァのアラームに酷似
勇者部の変身後のコスもまどマギに酷似
あらすじ
神樹と呼ばれる この世界の守護神
それを守るべき戦士として、その素質を認められた少女達が勇者となって
神樹を滅ぼそうとする敵、バーッテクスと戦うというお話
もともと大社(神樹様を祭る組織)に 勇者としての素質を認められ
それを自覚していた犬吠埼風子が 学校の部活に勇者部なるものを設立
その風子に主人公結城友奈、東郷三森が勧誘されそのメンバーになる
その後、風子の妹 埼樹、三好夏凛が加わり 5人が勇者部のメンバーとして活動
してゆく
勇者部の活動は表向き、社会福祉を目的としているが
実は、神樹様をバーッテクスと呼ばれる敵を倒すために選ばれた戦士だった
バーッテクスと戦う度にスキルがあがり、必殺技を繰り出せるようになる
この辺りは原作者はゲーム世代なんだとと伺わせるね
{netabare}
しかし、その必殺技を使うと体の一部の機能が失われるという仕組み
何度も使えば、自分の体の機能の大半を失うことになる
それを聞かされていなかった 勇者部の面々
バーッテクスの戦闘後 自分の体に異変が起き、初めてその事実を知る
そして、バーッテクスは不滅であることも
誰かがバーッテクスと未来永劫戦い続けなければ、この世界は消滅してしまうことも
戦い続ければ自分たちの体がどうなってしまうかも
それに激怒した、東郷 が 仲間の体を守るため、神樹を倒そうとする
それを友奈が止めに入る
友奈が東郷を止め、神樹様にこんな不条理なシステムはやめて欲しいと願い
神樹様がそれを聞き届ける {/netabare}
感想
この設定 物凄く違和感あった
神樹様が無くなれば、確かにそんな不条理なシステムは消える
だが、同時に、その世界自体も消え、誰も生き残れないで無に変える
それを東郷は望んだわけだが
いくら頭に血が上っても、それのどっちが良いかなんて判りそうなもんだけどね?
お話としては、これもありかと思うけど、やっぱり これじゃ非難されても仕方ない
その不条理な勇者システムをやめたら、次の勇者達は必殺技(満開)を使えるのか?
使えなければ、バーテックスに勝てないだろう
使うと今度はどんな代償を払わないといけないのか?
それ以前になんで、それまでの体の代償を払わなくて良くなった?
この辺りが描写不足、説明不足でご都合主義と言われる所以
一部で酷評されているけど、それほど酷くは無かったな
最後の説明不足をきちんとしてくれれば、かなりの高評価となっていた作品だと思う