makkotty さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いい作品に出会えた。
古田織部を学ぶ歴史アニメ。
これはフィクションにて候う。
だけど織部十作とか知らない事を知れる興味深い作品。
簡単に言うと、表情豊かな(つまり面白い顔をした)古田織部という戦国時代の武将兼茶人がまるで子供のように目を輝かせながら自分の『好き』なものを追求して行く話です。
信長、利休、秀吉、家康、それぞれが色々な形で自分の『好き』を極めたりそのために戦ったり謀略もあったりして面白いです。
私も古田織部のように自分の『好き』を極めて小説作りに生かそうと思っています。
そのためには何が、どのように、何で面白いとかつまらないとか心に響いたのかを判断しながら事細かに分析しつつ自分の『好き』を探してみようかな・・・と思っています。
このアニメに出てくる古田織部はダサいけど生き様がかっこよくて『数奇者』としてすごいカリスマで独特で・・・そういう何とも言えないものに私はなりたい。
と、思いながら見ていましたが・・・。
純粋に作品として面白かったです。
最終回はいつもと雰囲気が違っていた。
利休と古田織部の師弟愛を感じられてグっときた。
このアニメの利休は邪魔な権力者は謀略で全て排除で真っ黒で確かに面白いけれど決して共感できる人間では無かったです。
でも最後の最後に古田織部が介錯にやって来たときにようやくみせた他人をもてなす侘の心に深く感動しました。
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