ねねねねの さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:今観てる
吾郎ちゃん!3Dアニメだよ!
宮崎吾郎監督の3Dアニメーション。
すべてが3Dではなく、背景は手描きでありお陰で温かみがある。
原作は児童文学なので、世界名作劇場のように安心安定です。
物語の中心であるローニャとビルク、この2人が可愛い!またOP・EDの歌が良い!
さて作画ないし3Dですが、思いのほか悪くない。
初回はやはり浮いてる気がしましたが、回を増すごとに馴染んでおります。表情も増えたかな?
物語が進んでいくうちに慣れていく範疇かと思います。
ただ、微妙な点もありすぐ間延びすること。
とくに初回からローニャが自立し始めるまでの序盤ですね。
邦画(時代劇)とかよくあるけど、意味のない農民の祭シーンがありませんか?その手の演出が多く、だるめ。
これは30分アニメだからまだ流せるけれどやはり映画だと厳しいかも…と思うのでした。
丁寧なのは良いのだけど、ちょっとしつこい。
ただそういった事を乗り越え
ローニャが自立し始めてからの展開はなかなかに面白いのですよ。
2人の選択がユニークであり、今後の選択がとても気になる。
ローニャママ、ロヴィスの哲学も、学ぶものが多い。
児童文学だけど決して甘くない、良い原作なのが伝わってきます。
この展開は序盤からでは読めなかったなぁと。(15話~19話)
でも現実では充分あり得ることで…変に子供向けに誤魔化さず思いの外重い。
序盤のだるさを乗り越える価値はある展開だったと思います。
ただ、まだ終わってませんでしたね。どうなるかなー…と間延びしない事を祈ります。
しかしローニャも自立していきますがビルクがほんと…大人。なにこの子ナイスガイ。
2人の関係は生涯甘甘でお願いします。