chinkame さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
泣いた
前半は気弱なヤサコと男勝りなフミエの凸凹コンビvs大黒黒客&イサコという構図での戦いがひたすら続いていた印象。
子供じみた戦いと他者を寄せ付けないイサコに小学校時代を彷彿させながらも、幾分か退屈ではあった(実際その間話の展開が緩やかすぎた)。
頭の回転の良い人ならツッコミどころ満載なのかもしれないが、僕にとっては十分によくできた設定だと思えた。サッチーや2.0などの驚異的存在も光線銃?みたいなのも実際にはコンピューター上の処理であるところを具現化していると思えば非常に面白い作りだと思える。
前半ではあまり登場人物たちにあまり魅力を感じなかったのだが、中盤から色々と味が出てきて好きになっていった。
ヤサコ思いだが意外と怖がりで後半のオカルト的展開に全く付いていけないフミエと、黒客を奪われてからポッチャリくん(と京子)だけになってからも色んなトバッチリにあうダイチの2人の恋模様?がとても好きだった。他校の生徒にいじめられてたフミエを投げ技で助けるダイチのシーンで2人の話は終わりだったが、最終話の後日談にでももう少し見たかったと思う。
それにしても後半のヤサコの人の話を聞かず体が勝手に突っ走る姿は花咲くいろはの緒花を思い出させた。
後半の怒涛の伏線回収と予想外の展開にはまるで目が離せなかった。まさかデンスケにあんなに涙するとは…
人間の手で作られたとはいえ、思ったよりヤサコ達にに振り回されまくりの闇の深い電脳メガネだった。メガネのレンズ上に広がる電脳世界はヤサコママの言うように仮想的なのか、それとも物質的でなくとも実際的といえるのか、後者だととらえると仮想的とは何なのか…
最後に、話のキーポイントで必ず一役買ってくれるばーちゃん。長生きしろよ!