スーパースラッガー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
こんなシュールなノリが日常だったら大変だぜ!(爆)
一言でいえば、今までに出会ったことのないようなアニメでしたね。
ギャグの切り口や息もつかせぬ急展開、ダイナミックな演出、効果的なBGMの使い方、OP映像の完成度の高さ・・・などなど、どれをとっても、私がそれまでに観てきたどのアニメにも似ていない、強烈な個性を放つ作品です。
「日常」というタイトル通り、時定高校を中心とした高校生たちの日常生活がテーマになっているのですが、普通の日常のお話ではありません^^
いわゆる「あるあるネタ」に「いやぜってーねぇから!」というおバカを通り越して芸術の域にまで達してしまったシュールな笑いがミックスされて、視聴者の度肝を抜くような、「予定調和などくそくらえ!」とでも言わんばかりの極上の笑いを提供してくれます。
ほかのアニメと同様に、私はHDDに録画して『日常』を観ていたのですが、これほどまでに繰り返して観て、繰り返し笑った作品というのは過去を振り返ってみてもそうそうありません。
何度も同じお話を観ていると、当然先の展開がわかるのですが、『日常』を繰り返し観ていると、それすら楽しみになってきます。
そう、「ホラくるぞ、くるぞ! キター!!」っていう感じです^^
{netabare}出てくるキャラクターたちは、みんな「心から愛すべきおバカさん(当然ほめ言葉です! キリッ!)」なので全員好きなのですが、とくに大好きなキャラクターを挙げるのであれば、白ヤギのコジロウに乗って颯爽と登場する貴公子(と思わせておいて農家の息子さん)の笹原幸治郎です。
彼は超越したキャラクターの多い本作にあって、型破りということではトップレベルに位置する一人ではないでしょうか。
ツッコんでも仕方がないとわかっていながら、愛情をもってツッコませていただきます^^
「白馬に乗った王子様」ならわかりますが、白ヤギに乗った貴公子というのは初めて見ました・・・って、高校生の体格でヤギに乗ったら、ヤギさんのほうがつぶれちゃいますよ~!
コジロウくんのパワフルさと従順さには頭が下がります^^;
そして、なぜ学校にまで従者(なぜにモーツァルト頭?笑)が来ているのでしょうか?
従者の彼は高校生なのかな?(たぶん違うと思うけど・・・)
それはそうと、いかに従者とはいえトイレにまでついてこられて恥ずかしくないのか笹原くん!(爆)
それにそれに、なんでこんなにヘンテコな人が、立花みさとさん(ツンデレをこじらせてバズーカぶっ放しちゃう、かなり危険な子!)とちゃんみお(メインキャラの一人・長野原みおちゃん)の二人の可愛い子ちゃんから熱烈に惚れられているのか、まったくもって意味不明です^^{/netabare}
ちなみに、アニメも面白いですが原作漫画もかなり面白いです^^
こちらも、気付けば繰り返し読んでしまっているという高い中毒性を誇りますので、読まれる際には十分に覚悟してくださいね(笑)。
あー、こんなの書いてたらまた観たくなってきちゃったなあ^^