ARENO さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
何度でも見直したいと感じさせる作品
~◇◆要素◇◆~
ノイタミナ×高校生の少年少女×テロリストvs警察&FBI×素朴な絵柄⇔派手なアクション×驚きの結末
基礎情報~(^^)/
「残響のテロル」は2014年ノイタミナで放送された、完全オリジナルアニメーションです。監督は渡辺信一郎、音楽は菅野よう子という、『カウボーイビバップ』の制作コンビが手掛けた作品。
ちなみにですが、第18回文化庁メディア芸術祭で、審査委員会推薦作品に選出されたそうです!!
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まず、最初に視聴した時の私自身の感想ですが、
すごく素朴な印象を受けました。
最近のアニメにしてはちょっと独特な絵柄ですね。
友人はあまり好みでなかったらしく、1話で視聴を中断して
しまいましたが(もったいない!!)
そんな印象に反し、アクションシーンは迫力や臨場感が感じられ
だからこそ表現されるリアリティがありました。
もともと、ストーリー自体がとてもよくできていて
面白い作品なので、そのようなアニメとしての良さが加わると、
ちょっとしたドラマを観ているかのように感じられました!
初めのほうは、1話完結のスピンクスvs警察の攻防戦が続くのですが、
そこは緊張感を持って楽しめましたし、また2クールまであって
もよさそうな雰囲気を出しつつ、うまく1クールでまとめていたと思います。
スピンクスが引き起こしてくれる事件、毎週楽しみにしてました。
このままどうやって最終話に持っていくのかな~なんて
思いながら(笑)
また、お話の中に数々の伏線がちりばめられているため、
「あれには、こんな意味があったのか~!」などと
回収シーンでは納得&驚きな気持ちで頷きながら観てましたw
全体的にシリアスな雰囲気を纏っていた作品でしたが、
中でもキャラクターは1人1人きちんと作りこまれていたので
多作品同様に感情移入できたのかなぁと。
であっても、リサはあんまり好きになれなかったです泣
ただ、リサというキャラがいたおかげで特にツエルブという
キャラの良さが際だったのだと言われれば否定できないですが…
「この世界に引き金をひけ」
印象的なキャッチフレーズとともに、なんだか
考えさせられるアニメでした。
最終話は個人的にちょっとショッキングでしたね…
視聴者として、彼らからメッセージを受け取ったような
気持ちになりました。
ここで気分転換に声優の話を(^_-)-☆
ええと、主人公ナイン役を私の大好きな男性声優、石川界人さんが
演じられているんです。(私的な話で申し訳ないです>_<)
感情を押し殺したキャラをすごく上手に表現されていたと
思います。
OP,EDは世界観にピッタリでした!
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私は、これぞ何度でも見たい作品だと思います!
見直すたびに新たに見えてくるものがあるんじゃないかな~と。
難しい題材だけに、突っ込みどころがなかったとは言えませんが
それでも素晴らしくよくできたアニメであることは確かです。
まだ未視聴な方には、ぜひ観てもらいたい一作でした!!