「とある魔術の禁書目録[インデックス] Ⅱ 第2期(TVアニメ動画)」

総合得点
88.0
感想・評価
7177
棚に入れた
32913
ランキング
135
★★★★☆ 3.9 (7177)
物語
3.9
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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karinchaco さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

勢力図が複雑になったことで前作よりもストーリーが面白くなった。

電撃文庫のラノベ原作。同名タイトルの第2期です。

前作と同じように2クールで放映されました。原作もかなりの人気作ですがアニメ化も売上的には大成功だったみたいですね。普通、2期は売り上げが下がるものですがこの作品は2期でステップアップしたみたいです。こちらよりもさらにスピンオフの超電磁砲のほうが売れているという現実はありますが…。

前作でも勢力として学園都市と十字教の一派。特に、イギリス清教を中心に描かれていましたが、今作ではその対立軸としてローマ正教が出てきます。ありとあらゆるエピソードに一枚噛んでいて、学園都市VSローマ正教及びイギリス清教VSローマ正教という構図が成り立っています。更にそれに加えて、一方通行は別の思惑で動き、彼を取り込もうとする暗部という組織が登場したり、一方通行と敵対する木原数多などの勢力が入り混じっています。
これは、第1期では上条当麻がジョーカー的能力と根性で問題を解決する物語から、学園都市を含むいろいろな勢力がいろいろな思惑で動き、その中に上条当麻が巻き込まれる物語に変化したのだと思います。つまり、問題の深刻度が1ステージ上がったとでも言えるでしょうか。
その中で、上条当麻はインデックスを守りながらいかに正論を吐き続けられるかがこの作品の最大の魅力だと思います。

そういった意味では、今作のほうがストーリー的には格段に深みが増して面白くなっていると思いますよ。キャラクターも前作まで登場していたキャラをうまく活かしながら、いいところで新キャラを登場させ物語を盛り上げていくところに巧さを感じさせます。2期のほうが売り上げが良かった理由がよくわかります。

原作は読んだことがないのですが現在も続いているシリーズだということで早いうちの3期を希望したいですね。今作の終わりがすごく中途半端、かつ、この作品が2010年秋アニメだったということからすでに5年経っているんですよね。ただ、電撃さん的には、同作者のヘヴィオブジェクトのアニメ化が決まっているんですよね~。デュラララも分割3クールで来年(2015)冬までは埋まっているし・・・。のぞみは薄いですが期待せずに待ってみたいと思います。

投稿 : 2015/02/12
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