スーパースラッガー さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
面白すぎて全話がベスト回!
この作品は、私の住む地域ではテレビ放送がなかったので、ニコニコ動画で観てました・・・が、ぜひ録画して手元に置きたかった作品です。
レビューのタイトルに書いたとおり、「全話がベスト回」と言ってもいいくらい、全編通して面白かったです。
主人公は『月刊少女野崎くん』というタイトルですから、やはり漫画家の野崎くんなんでしょうけれど、メインヒロインでストーリーテラー的存在の千代ちゃんのキャラが持つパワーとツッコミで物語は走っていきます。
本作はこの千代ちゃんを中心に話が展開していくといっていいでしょう。
千代ちゃんのCV、小澤亜李さんの演技も素晴らしかったですね!
それにしても、出てくる人たちが本当に面白い人物ばかりですね^^
一人としてごく普通の人、面白くない人がいません。
最初に出てくるときには何のクセもないような顔をして出てくる人物も、すぐに面白い部分が露呈して、期待を裏切りません。
少女漫画っぽい美形のキャラが多いですが、みんなギャグ的な性質を持っているという外見とのギャップがまたいいんですね^^
私はとくに、千代ちゃんの友達の結月さんと、野崎くんの後輩の若松くんのやりとりが好きです。
{netabare}若松くんが、女子バスケ部の恐怖の助っ人である結月さんのせいで不眠になったのに、その彼女が歌った「カーロ・ミオ・ベン」で癒されてしまい、その歌声の主を結月さんと知らずに接しているところが最高に面白いです・・・真面目なボケほど極上の笑いはないですよね^^
その若松くんが自分の歌に癒されていることを知って、彼にその歌声の主が自分であることを明かさない結月さんは、彼のことをからかっているのか、それとも気があるのか、ちょっと気になるところですよね。
傍から見れば、デートっぽい外出シーンもありましたね。
振り回される若松くんは大変そうですが、なんだかほほえましくて、いいコンビです・・・ゆくゆくはこの二人にちゃんとくっついてほしいなと思ってしまいました^^{/netabare}
最近はアニメにもいろいろなテイストの作品があって、中には構造が個性的すぎたり、味付けが濃すぎたりして、「観る人を選ぶ」作品もありますが、本作にはそういう感じはまったくなく、肩の力を抜いて誰でも楽しめるという、いい意味で「敷居の低い」作品なのではないかと私は思います。
こういう作品が、今後もっと増えるといいですね☆
追記:OP曲『君じゃなきゃダメみたい』も個性的な楽曲で好きです^^