メリジェンヌ さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 1.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
視点は面白いのですが
公安・警察ものの中では
同様な、”脳”を扱ったものである
攻殻機動隊やサイコパスの様な派手さはありません。
しかし、被害者(故人)の”脳”の記憶から事件捜査をする
という捜査手法から、事件の大小に関わらず
地味であることが反対にリアルさを増していると思います。
そして、故人の過去の記憶を見る事に対する
精神的負担等も良く描かれていると思うので
ストーリーは地味ですが面白いと思います。
が、、、音楽については一言言わずにはいられません。
安っぽいというか、ミスマッチというか
ストーリーを台無しにする音楽・・・・
事件の核心に迫っていくクライマックスに必ず流れる
拍手の様なパーカッションと、トランペットのメロディー
テンポ良くしたい感は伝わりますが、
私的には「んーーー」という感じ。
作中に頻繁に流れる音楽の中にも
トトロ出てきちゃう??みたいな
クラリネットで始まる音楽が流れます。
流れた瞬間、頭のなかで「あ、る、こ~♪」
と歌いたくなる脱力系。
全てが悪い訳ではなくOPもEDも悪くありません。
作中に流れる音楽の全てが悪い訳ではありませんが
所々、痛々しい音楽が流れるので、
私にはそれが気になってしまい、
作品にのめり込めなくなってしまいました。
音楽に対して酷評してしまいましたが、
それが逆に良いと言う方もいるかもしれませんので
あくまでも、私が感じた・・・という事でお許し下さい。
最後に・・・
リアリティーのある捜査、リアリティーのある
主人公の心の動揺等、着眼点が面白い作品です。
それだけに、、、
ラストのお花畑のシーンはどうにかならなかったのかな。
地下に降りたのに、青空の広がるお花畑・・・
ここだけ異次元に行ってしまいました。
リアルに描くのなら最後までリアルであって欲しかったです。