ももさんじ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
メッセージ
恥ずかしながら、最初観た時、意味がわからなかったので2度観に行きました。
過去のジブリ作品には必ず、メッセージが込められていたと思う。
にもかかわらず、この作品はどーーーも『ピン』とこない。
何を伝えたいのだろう?
いろいろ考えた結果、自己解釈はこうである。
『どんなに困難でも、道は自分達で切り開いて行くんだよ!』
戦後何もない時代から高度経済成長を得て、欲しい物は大抵手に入る平和な現代。
『平和』と言葉にするのは簡単だけど、ここまで来るのにどれほどの困難、努力、犠牲があっただろうか。その上に今日の平和は成り立っている。
戦後の人達は立派だった。自分達で何でもやった、何でも作った。子供のため、家族のため、より良い明日のために。
今の人はどうだろう?
すべて、国任せ、他人任せ。
与えられた平和故の平和ボケ
解決しなくてはならない問題は山ほどあるのに、文句は言うが、自分からは何もしない。
今のままでいいの?
3月11日の大地震によって、大勢の尊い命が失われ、街が流され、放射能の恐怖に脅かされている今日、一人一人が自分に出来る事を考え、行動を起こさなければならない時に再び来ているのでは?
と、すごーく遠まわしに問いかけているように思いました(〃▽〃)
ファンタジーが一切無い作品なので、
『ジブリ=ファンタジー』と思っている方にはガッカリな作品に感じてしまうかもしれませんね。