ようす さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
眩しく輝くその様は、さながらグランドに咲いた九輪の花。
大正時代。
それはまだ女の子は女性らしく、しとやかに、が主流の時代。
学業も仕事も、女性が前に出ることはよく思われてなかった時代。
そんな時代に生きる女の子たちと野球の組み合わせ。
窮屈な中でも伸びやかに、
熱い思いを胸に秘めている女の子たちがキラキラ輝いているこの作品、
とっても好きです^^
全12話です。
● ストーリー
鈴川小梅(すずかわ こうめ)は
親友の小笠原晶子(おがさわら あきこ)にいきなり
「一緒に野球をしていただきたいの!」と誘われる。
その勢いについうなずいてしまい、野球を始めることに。
女の子がおてんばをしては「はしたない!」と言われる時代に野球。
メンバーを集めることから始まり、
ルールや使う道具さえも知らない女の子たちの奮闘物語。
「大正」という時代背景があるため、
おしとやかな明るさを持った女の子たちが主人公です。
”おしとやか”と”スポーツ”という
一見ミスマッチのような組み合わせが特徴&観やすいポイントかな。
これまでスポーツをしてこなかった女の子たちが主役ですが、
きゃーきゃーするような女々しさはないので、
スポーツ作品にそれなりの熱血さを求めている人でも、
そこそこ楽しめると思います。
野球に興味がない、という人も初心者目線で一緒に楽しめると思います^^
野球とは全然違うお話で脇道にそれることもあるけれど、
それもアニメらしくていい♪
部員集めから練習、そして試合。
最初はへたっぴだけど練習を重ねていき、
ちょっとずつうまくなる描写もいい感じです♪
練習を重ねて上達する9人。
よくある異常な上達ではなく、対策などをきちんと提示して、
どのように上達していったかの過程がわかるのが好感。
それでも男子と対等に試合できるようにまでなるものなのか?
というつっこみは、流してあげましょう(笑)
ラスト2話は見ごたえがあり、あっという間に時間がたってしまいました。
これまでのストーリーの集大成。
試合開始の前も試合中も、何度も泣きそうになりながら観ていました。
● キャラクター
女の子たちはキラキラと輝いていて、かわいくて大好きです♪
特に好きなのは、小梅です^^
明るくて元気、一生懸命でまっすぐな女の子♪
さらにこの作品で私が1番好きなのが小梅ちゃんと三郎さんとの絡みです。
もうなにこれ!!テンション上がったわー!笑
普段は物静かで穏やかな三郎さん。
伝えるべきことはきちんと言葉にするところも好印象だけれど、
きゅんときて卒倒してしまったシーンがいろいろとww
”賭け”の話もロマンチックすぎて、
ついこちらが顔を覆ってしまったわ(/ω\)ww
2人の初々しさがたまりません♪
最終話は最高のラストでした。笑
● 音楽
【 OP「浪漫ちっくストライク。」
/鈴川小梅(伊藤かな恵)・小笠原晶子(中原麻衣)
川島乃枝(植田佳奈)・宗谷雪(能登麻美子) 】
明るくてかわいくて、この作品にぴったりなOPですね♪
聴くたびに好きになっていった曲です^^
メンバーが円になってジャンプする映像がお気に入り♪
【 ED「ユメ・ミル・ココロ」/伊藤かな恵 】
いろんな想いを抱えて明日へとまた一歩踏み出す…
そんな感慨深さがある曲。
毎回この曲と一緒にいい気分で終わるのがこの作品の好きなところの1つ^^
【 挿入歌「パイノパイノパイ」/伊藤かな恵 】
大正時代に流行した「東京節」という歌のカバーです。
作中で小梅が歌い、鼻歌でも何度か歌ってましたが、
伊藤さんのかわいい歌声にすっかりはまってしまいました♪
● まとめ
最初から最後までストーリーがぶれることがなく、
飽きずに楽しむことができました。
みんなかわいくて、青春してて、微笑ましくて、観ていて気持ちがよかった♪
うん、いい作品だった!大好きです^^
気になった殿方の前では名前入りのハンカチを落とせばいいのね、
今後のために覚えておこうww