ふの人 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
小物が効いてる
きたないバクマンと聞いていたのでどうなるのかと思っていたのですが…。
漫画のテクニック話とかそういうものにはあまり殆ど触れず。
氏の作品は別作品でもこんな感じがウリなので肩の力を抜いて見れますね。
金髪キャラが被ってしまっているのがちょっと惜しいなと思いつつも、
エッジの効いたキャラクター陣でなかなか華やかな印象でした。
全体的にみても作画バランスや構成もかなり良いレベルだったように思えます。
机の上にある雲形定規や、トレス台の置き方、机の下のインク染みといった
何気ない描写がきちんとされていたのが、割と個人的にポイント高めです。
13分尺のショートものだったのか製作側にも余裕があるのでしょうかね??
それぞれのストーリーを印象付けさせるような結び方には、
最初こそ違和感あったけれど、その効果の大きさにはなかなかのものだったかと。
それにしても、やはり世間一般の漫画家のイメージというのは未だにアナログなんですな…。
愛徒の年齢(22歳)だったら現実では間違いなくデジタル作画だと思うのですが。
あと正直13分ものの作品をDVDに2話ずつ入れて6巻出すっていうのは、
ユーザー目線で見るとなかなかヘビーな気もするのですがね…。
4話収録にしてOVAの話数を実質半分にするとか、逆に最初からBOXで発売するとかした方が、
普通に売れると思います。せっかくの良質な作品が避けられるのは勿体ないです。
業界的には円盤の数字が重要なのは明白なんだし、特典を盛れば売れるって時代でもないのに
ちょっと考えが及ばな過ぎでは…って思いました。