ぼんそり さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
はちゃめちゃロードムービー
今期はこれとデスパレ、SHIROBAKOしか見てないけど充分満足できるぐらい全てよかった
とはいっても、はちゃめちゃと表現したように結構大味なところはある
そこで是非肩の力を抜いて、できるなら酒を片手に「細けぇ事はいいんだよ!」の精神で見てもらいたい
そうすればきっとちょっとだけ幸せな気持ちになって明日から人にちょっとだけ優しくできそうな、もしくは辛いときにもう一歩踏み出せるような、そんな気分にさせてくれるんじゃないでしょうか
旅の舞台はある事件をきっかけにばらばらに分断され、自治独立のなかでそれぞれ独自の文化をはぐくんでいった日本
そこには二種類の人間がいる、超人的な能力を持つ「モサ」と全くなんの能力もない「モブ」だ そのまんまである
ひょんなことから集まったモブ4人が、各地で起こる事件に平和請負人〔代行〕として挑んでいく
{netabare}
まず絵と色彩感覚がとても綺麗でその世界観に引き込まれる見てるだけで癒される
キャラもよく動くし表情も豊か
世界観とか作画はいい意味で非日常的なザ・アニメって感じなのに、BGMにブルーハーツが流れてたり、所沢と東村山が戦ってたり、変なとこでリアルなのがまた面白い
特にバイクに対するこだわりがすごい、エンジン音が妙にリアルで笑ってしまった、みてたらバイクに跨って旅したくなる謎の魔力がある
1~2話 所沢VS東村山編
この回は戦隊ヒーローものみたいな感じかな、全体通してバトルメイン
冒頭も激しいバトルから始まった、これでこのアニメが「キルラキル」みたいな感じって勘違いして後からがっかりした人も多かったかも
でも望未達が旅に出るためには必要な話だしなー まぁロードムービーの旅に出る動機にしては豪華すぎる二話だった
3~4話 東京オールウェイズコミマ編
この回はなんだろう現代版不思議な国のアリスみたいな感じかなー、オタク街ってあそこまでいくとある意味ファンタジーの世界だなーって思った
1~2話から急にテイストが変わったから戸惑った人が多かったみたい、話自体は面白い
5~6話 愛知vs三重編
バイクレースバトル回、このアニメにはバイクがよく出るな
起承転結がしっかりしていて、とても面白い回だった 5話の同時多発テロの不穏な空気からのバイクレースで一気に盛り上がってエンディングで爆発する、感動は必至 train-trainはずるい
7~8話 京都編
ロックンロール回、いわずと知れた傑作回 最後のライブシーンで今までのごたごたを全部カタルシスに昇華してしまった、あとは多くは語るまいロックに言葉は要らないのだからw
「stones」いい曲だった アルバムに入ってないのはちょっと残念
9~12話 岡山&広島編
最終回は良かったし、うるうる来る場面もあった
ここからは全て個人的な考えの批判になってしまって申し訳ない
しかし正直なところ、5~8話の出来の良さで期待感が高まりすぎてたのかも知れないが、もうちょっとなんとかならなかったかという思いでいっぱいである
まず岡山の話と広島の話がごっちゃになってわかりにくい、それにしては二つの国の物語の繋がりが薄すぎる、それに11話で岡山編12話で広島編とばらばらに終わらせるのなら、最初から2話構成でばらばらに描くべきだったと思う
そのせいで無駄に物語間延びして希薄になってるような気がした
作画もだいぶ崩れていて残念だった
{/netabare}