ARENO さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
交差する3つの物語
(変換ミスなどを見つけたので…少し直して再び投稿しました…汗)
☆彡それぞれの話のテーマ☆彡
ファントムバレット編…銃の世界×仮想空間×過去の柵、そして決着×キリ子笑
キャリバー編…1クールの重い雰囲気を吹き飛ばそう!×メンバー勢揃い×これぞRPG
マザーズロザリオ編…謎の超絶剣使い×(アスナの現実+成長)×VRMMOの真(または新)なる利用×しんみりとした締めくくり
SAOⅡは、2クールに3つの大きな話を盛り込む、という
かなりの強硬手段に出ましたね。
最初は、そんなに詰め込んじゃあとで息切れしちゃうんじゃないかなぁ
(ストーリー的にも、制作側も。そして見るほうも笑)なんて思っていた
ものでしたが、全然そんなこともなく素晴らしいクライマックスに
もっていってくれました。
さて、今回は私の感想を中心にレビューを書いていきたいと思います^^
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2期は全体的に少し重めの話が多かったように思います。
ファントムバレット編は、キリトが同じような過去を持つシノンと
出会い、その因縁と区切りをつけるというもの。
また、原作ではそのすぐ後の巻で出ているマザーズロザリオ編も
VRMMO×医療やアスナの親子関係など、仮想区間というよりは
現実的なことに重きを置いた話だったために、シリアスさは
否めなかったかなと感じました。
また、GGO編ははじめからじっくりとストーリーを進めていたように
思います。
第一話は1期未視聴者のために、ほとんどが設定説明で終わって
しまっていたので、それこそアインクラッド編の第一話のような
がつーんとしたインパクトはなかったからかな。
少し人気は落ちたかもですが…
個人的にはGGO編が一番好きです♡
SAOはとても絵柄がきれいな作品なので、いつもながらに
アクションシーンは本当に楽しめました!(^^)!
特に、キリト(キリ子?)が弾道予測線を予測するというシーンですね。
エッフェクトとか、あと躍動感がすごかった!!
画面的なものだけでなく、雰囲気の出し方も場面ごとに
さまざまな工夫がされていました。
たとえばあの殺伐とした空気を演出するために、
わざとサントラなしにされていたところなど。
こっちまで緊張しちゃいました汗
また、原作ファンとしてすごく楽しみにしていたのがGGO編最終回。
「君が引き金を引いたことで、逆に守られた誰かもいる。君も
救われる権利だってあるんだ」
この言葉には、原作でもアニメでも本当に感動しました。
ただただ涙です。
この調子で3作品分感想を書いていたらきりがないですねぇ…笑
GGO編がキリト中心だったのと対象に、マザーズロザリオは
アスナ中心に回っていて、それでバランスがとられていました。
このお話のヒロインはアスナもそうですが、やっぱりユウキだと
思います。
ユウキは元気いっぱいでいつも周囲を笑顔にさせる力を持つ強い女の子。
そんな内面に隠された辛い現実や様々な思い。
仮想空間内での元気な姿を見ている分、現実の姿との隔たりが
いっそう悲しかったです。
そんなユウキがアスナをはじめ、様々な人々にもたらしたものこそが
”人と、そして自分と向き合う勇気”なんでしょうね。
皆さんのレビューでもよく見かけましたこの印象的な言葉
「ぶつからないと伝わらないこともある」
マザーズロザリオは、そういう意味でとても人々の思いの交差を
緻密に描いていたのではないかなと感じました。
以上の2作は、このようにテーマが始終一貫していたストーリーだった
と思います。
また、それを重く見せすぎないように、映像が動くアニメならではの
テンポや、世界観にあった音楽などで、とても上手にみせていた作品
だったのではないでしょうか。
そしてだからこそ、キャリバー編は息抜きとして素直に楽しめたのでは
ないかな~っておもってます^^
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個人的な感想に長々とお付き合い本当にありがとです(*^_^*)
最後に…
作画・OP/ED、そして一期から続く梶浦さん担当のサントラなど
ストーリー外の楽しめる点もたくさんあります。
そして、声優さん方の素晴らしい演技(特に、シノン役沢城さん
・ユウキ役悠木さん)がいろいろなところに詰まってます!!
まだ未視聴な方がいらっしゃいましたら、是非ちぇっくしてもらえたら
と思っています♪