底辺生活者 さんの感想・評価
3.8
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
癒し系に見えて、実は恐ろしい世界
カフェ系超癒し漫画をアニメ化したもの。
◆実は恐ろしい、「ヨコハマ買い出し紀行」の世界
しかし「癒しマンガ」と言っても、実は、このマンガの世界は…{netabare}「地球温暖化で水没が進んでいて、人類の滅亡が目の前という、とても恐ろしい世界なのだ。
この「ヨコハマ買出し紀行」で漫画になっている部分は、地球にとって、「夕凪の時代」と呼称され、次に来る、「人の夜」という時代は、地球の陸地がほとんど水没し、人間がほとんど地球から居なくなっているという設定らしい。{/netabare}
私はこの「ヨコハマ買い出し紀行」の原作の超大ファンだったので、OVAもさらっと見ました。
アニメ版、普通に良く出来てたと思う。とても原作に忠実に描いてある。
でも、3.8点にしてしまうのは、やっぱり、原作の方が好きだから。
--------------以下余談
◆ARIAとヨコハマはかなり違う
昔からなのだが、「ヨコハマ買い出し紀行」と「ARIA」を並列して語る人を多く見かける。私のオタク友達もそうなのだが…
「ヨコハマ好きなら、ARIAもオススメ!」とか「ヨコハマ好きなら、ARIAも読むべき!」と、高確率でマンガ好きの人達から言われる。
しかし、「ARIA」と「ヨコハマ買い出し紀行」は、私個人は、全然違うと思ってる。
とにかく、雰囲気も絵も物語内容も、全てが違うと思うのだが…(私は「ARIA」は好きになれず途中で購読を止めている。)
「似てる」といわれてしまうのは、{netabare}ARIAのキャラ達が住む世界が水没した世界で、ヨコハマの世界も水没しつつある世界だから{/netabare}、「似てます」と言われるのかなあ?
◆ARIAとヨコハマの違い
{netabare}・「ARIA」は、ゴンドラに乗って働く女性の水上ツアーガイドたちの話であり、まったく、カフェ経営の話ではない。
・「ARIA」の世界観は、水の都フィレンツェを参考にして作られている。
・「ヨコハマ」は、まさに日本のド田舎が背景に使われている。
・「ヨコハマ」に出てくるアルファさんたちは、ロボット。主役のアルファは一人でいることが多い。静かなストーリー。
・「ARIA」に出てくる女性達は、生身の人間。
・「ARIA」と「ヨコハマ」は全然、絵柄も違う。
・「ARIA」の方は奇妙なコスチュームを着た女性ら(ツアーガイド達)がワイワイ出てきて、とても雰囲気が騒がしい。華々しい。
・「ヨコハマ」は、なんか陰気くさい (- -;)(人類滅亡カウントダウンの世界だから) {/netabare}
画像検索してみて、ヨコハマとARIAの絵を見比べただけでも、かなり雰囲気が違うのがわかる。