退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
詰め込み感と尻詰まり感はあるものの・・・
監督:荒木哲郎(ギャラクシーエンジェル、DEATH NOTE、カイジ、学園黙示録、進撃の巨人など)
脚本:吉野弘幸(SEED、ギアス、マクロスF、ソ・ラ・ノ・ヲ・ト、超電磁砲Sなど)
アニプレックスとプロダクションI.G 6課の共同立案で作成された「ノイタミナ」枠のオリジナルアニメ
クラスメートにはあたりさわり無い距離感を保ちつつごく普通の高校生を演じつつも、心の中では人間関係にドライな感情を抱き、孤独な高校生活を送っていた主人公の少年「集」が、「ヴォイドゲノム」という人の心を具現化する能力を得てテロ組織に加わり、敵となるGHQと戦闘に参加する中で人と関わり合い成長していく物語
詳しいあらすじはあにこれのあらすじをご覧ください
{netabare}
物語では、主に集の心の変化が中心に描かれているように思います
(大テーマである「人類の進化と淘汰」の中で主人公の心の移り変わりの激しい描写がふんだんに見られますw)
仮面、軽薄、拒絶で始まった少年の心は、テロ組織のヒロイン少女と出会い恋愛感情が芽生え、少女に歩み寄ってからのぉ~勘違いにより拒絶され失恋(TдT)
並行して組織のリーダーへの嫉妬、劣等感、クラスメートへの不信、裏切り、絶交、仲直り・・・
そして自分に好意を寄せてくれたクラスメートの死による悲しみ、憎しみや、能力を得たことによる自信、支配、エゴからのぉ~敗北、絶望、喪失・・・
その後大事な人を助けるために再び立ち直り、他者と比較するわけではなく自分のやり方を理解し実行していくことにより信頼関係を再び築いていく・・・
{/netabare}
物語全体を通してみると、他者の心(命)を武器として利用することによる後ろめたさや罪悪感、少年が大人に成長するにあたり対峙していく葛藤や決断、覚悟、責任というものを中心に描かれているのではないかな~とも感じました
2クール全22話と短めの中にかなりの変化が詰め込まれているのと、終盤がなんか尻詰まり感を感じてしまったので、24話くらいまで伸ばしてもう少し丁寧にしてもよかったのではないかなぁ~とも思いました
あとオリアニとのことですが、脚本の吉野氏が携わっているギアスや超電磁砲などの設定にも重なる部分があるようにも思えました
ただ、こういうのはパクリとは呼んではいけない、インスパイアに違いない!と言い聞かせることにしました(´∀`)
吉野脚本や荒木監督作品、ノイタミナ枠のアニメは個人的に好きなアニメが多いような気がするので、観てないアニメがあれば視聴を増やしていきたいとも思ったのでした(´・ω・`)