ローズ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
那須与一
戦いで捕虜となったティグレ。
敵の大将であるエレンという戦姫に気に入られて共に戦うようになるのであった。
中世ヨーロッパのような舞台のファンタジーバトル作品。
まず気になるのが戦闘シーン。
鎧で身を固めた兵士が多数存在するのですが、物語の主役であるティグレや戦姫であるエレンの装備は鎧とは言えない服装です。
ティグレの革鎧までは理解できるのですが、戦姫の装備があまりにも薄い事。
女性のダイナマイトボディを見るためだったらいいのでしょうが、あまりにも戦闘に不向き。
それでも攻撃を耐えられるのは主役級補正なのかな。
一般兵が鎧で身を固めているのは、顔などを描かなくていいという制作上の問題でしょう。
ただ、無機質な鎧(鉄仮面)の大群が押し寄せる光景は怖い気がしました。
衣装(鎧)の事もありますが軍の全体図のほうも気になります。
チェスの駒をイメージして進軍や交戦状態を表しているのでしょうが簡単に話が動きすぎ。
説明の時間短縮や作画の簡略化などの理由があるとは思います。
分かりやすいと言えば その通りなのですが、話が面白かっただけに残念な箇所になってしまいました。
主人公であるティグレの武器が弓というのが他の作品と違う所でしょうか。
剣や槍など接近戦になる武器でないと戦う相手の顔が見えないですからね。
遠距離攻撃に使われる弓を主な武器にする設定は新しいです。
近距離戦闘は戦姫にお任せなのは、作品の都合上、仕方が無いのかもしれません。
バトルシーンの見せ場もありますし、龍なども現れるのでファンタジーバトル物が好きな人には堪らない内容でしょう。
あまり注目していませんでしたが、中々良く出来た作品でした。