熊一郎 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あなたはまだそこ(TVの前)にいますか?
オリジナル作品、ロボットもの、全26話、2004年放送
現在放送中『蒼穹のファフナー EXODUS』の4年前を描いた前編。
近未来の日本にあると思われる島(竜宮島)を舞台に、そこに住む子供達が謎の生命体(フェストゥム)と戦うお話。恋愛要素はないわけではないですが非常に薄く、人間模様とロボットバトルが中心です。ちなみに「ファフナー」は“ガンダム”や“エヴァンゲリオン”に相当するロボットの総称です。
序盤は、世界観や敵の正体が示されないままひたすら島を守るために戦い、敵の強大さと闘いの過酷さが描かれます。中盤に入ってやっと島の外の世界が登場し、世界観が判明。島に残った人/出た人、島を攻める人/守る人それぞれの思いが描かれます。ラストはフェストゥムとの決戦です。
正体不明の敵が本部の地下を狙って攻めてくる感じはエヴァに似ています。正直、中盤まではパクリじゃねぇかと思って見ていましたが、終盤で敵の目的や、同化という行動の意味などが判明するとストーリーへの理解度が跳ね上がり、俄然面白くなりました。
かなり設定が深く作り込まれているにもかかわらず作中で用語の説明がほとんどなく、序中盤は世界観も示されないため、この辺りで飽きてしまう人も出ると思いますが、終盤は盛り上がるので、ロボットものがお嫌いでなければ頑張って見てほしいです。
余談ですが、主人公とヒロインが、ガンダムSEEDのシンアスカ(部分的にアスラン)とミリアリアに見えてしまったのでwikiったところ、キャラデザが同じ人で納得しました。